母の死から立ち直れません
今月、母が亡くなりました。今年に入ってから離れて暮らしはじめたので、仕事帰りに、毎日電話をかけるのが日課でした。自分では出られない母に父が電話を繋いでくれて、具合が良い日も悪い日も、声は聞けたのに。もう、それができないということが、苦しくて、苦しくてたまりません。実家に帰っても、母の着ていた服、使っていたものが、あの日からすべて遺品と言われるのにも、改めて母が他界してしまったのだと感じてしまい、辛くて仕方ありません。皮肉にも、遺影は素敵な笑顔でほほえんでいて、見るたび、もう楽になれたかな、痛みから解放されたかな、良かったのかな、、と思っては、そこから明るく話す声が聞こえず、亡くなったあの日の、まだ少しあたたかかった肌のぬくもりを思い出し、涙が止まらなくなってしまいます。決して高いものではなくとも、残された指輪やネックレス、これはどこで買ったものなの?誰に貰ったものなの?写真に一緒に写っているこの人は誰?生前気にもならなかった小さな事が沢山積み重なり、本人しか答えを知らない情報を、生きているうちに聞いておかなかった自分を責めて苦しくなります。頭では、そんなことを言ったところで生き返るわけでもなく、答えてくれるわけでもないと知りながら、やはりこの現実とのギャップに胸が潰れてしまいそうです。昔から、割と信心深い方でしたので、人が亡くなった後はこうなる、ああなる、等死後の世界のお話は全て信じていました。今も勿論信じてはいるのです。でも、母が亡くなってしまってから、心のどこかではなんだか全てが綺麗事としてしか捉えられなくなってしまい、遺影を見ながらお経を唱え、実際には食べれるわけでもない、飲めるわけでもない、母の好きだったものを仏壇に備えながら、私はいま、何をしてるんだ?と考えてしまうことが多くなってきてしまいました。スーパーに行けば、母の好きだったお菓子を手に取っては悲しくなり、昔一緒に行った店に行っては、母とこんな話をしたなと思い出して悲しくなり、お母さんと並んで歩く子供と街中ですれ違っては、心を引き裂かれたような気持ちになってしまいます。まわりの方は、優しく声をかけてくださいます。自分が精一杯生き抜くことが最高の供養だ、母が必ず見守ってくれているのだと言われても、今、とても、とても苦しいのです。呼びかけても母が返事をしてくれない現実に、頭がおかしくなりそうです。
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悲しみはつきねども
拝読させて頂きました。
最愛のお母様がお亡くなりになられてあなたが深く悲しんでおられること、様々深く後悔なさっておられることを読ませて頂きました。あなたのそのお悲しみのほど全てはわかりませんけれども心よりあなたのお気持ちをお察しします。
お母様が必ず仏様にお救いなられます様に心から仏様にお願いさせて頂き真心こめてご供養させて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
お母様は必ず仏様がお導きなさって下さり、沢山の先にいかれた方々やご先祖様がお母様を優しくお迎えなさって下さいます。皆さんと一緒に仏様のもとにて心から安心なさいます、お母様は一切の迷いや苦しみからも救われて皆さんと共に円満に清らかにご成仏なさいます。
そしてご先祖様方と一緒にお母様はあなたやご家族の皆さんや親しい方々をいつも優しくお見守りなさって下さいます。
お母様はあなたやご家族の皆さんと一緒に心豊かに幸せにその人生を生き抜いていかれたのです、そして素晴らしいかけがえのない毎日を皆さんと一緒に一生懸命に生き抜かれていったのです。そしてその天寿を全うなさっていかれたのです。
あなたのそのお悲しみやさみしさや後悔の念は消えることはないでしょう、どうかお母様に心から手を合わせて心を込めてご供養なさって下さい。そしてあなたの心の中に浮かんでくる様々な思いや思い出をお母様にありのままそのままに心からお伝えなさって下さいね。お母様はあなたの思いを全て優しく受けとめて下さいます、そしてうなずきあなたを優しくなぐさめて励まして下さいます。
あなたとお母様とのご縁はこれからもずっとずっと続いていくのですからね。
いつでもどこでも何をしていてもお母様はあなたを優しく守っていて下さいます。
いつの日かあなたがその天寿を全うなさる時にも仏様がお導きなさって下さり、お母様がご先祖様と一緒にあなたを優しくお迎えなさって下さいます。そして共に喜び合い楽しみを分かち合うのです。
あなたがこれからもずっとお母様とのご縁を大切になさりながら、お母様に守られながら皆さんと一緒に心豊かに幸せに生き抜いて行かれます様心よりお母様にお祈りさせて頂きます。