夫の嘘
お世話になります。
以前、夫が過去に(婚姻中)出会い系を利用していた件でご相談させて頂きました。
その時の話し合いでは、
興味本位で登録し、一度メッセージのやり取りをしただけで、誰とも会わずにすぐに退会した。
と言っていたので、未遂、子供が小さいということもあり許すことにしました。
しかし先日になって、実は数ヶ月以上継続的に利用していたことが分かりました。
このことはまだ本人には言っていませんが、すぐにやめたという言葉だけは信じていただけに、ショックが大きいです。
もはや誰とも会ってないという言葉も信じることができません。
夫はこの件以外でも、嘘をつくことに抵抗が薄いタイプに思えます。
私が知って悲しむことなら隠しておくのが優しさと思っているようです。
私としてはもう信用できませんが、それ以外の点に関してはほとんど文句のない旦那です。
仕事も頑張っているし、家事や育児にも比較的協力的で、不機嫌になったり怒ったことなど一度もない穏やかな人です。
子供も懐いているし、このまま夫といれば表向き、経済的には不自由のない生活ができると思います。
一応私も働いてはいますが、今の段階では離婚すると後悔の方が大きいような気がしています。
私は今ネガティブな感情を抑えるために病院に通い、精神薬で何とかごまかして家族の前では元気に振る舞っています。
こうやって過去のことは見て見ぬふりをして、私さえ我慢していれば家庭は円満です。
しかしいつか壊れてしまいそう。
信用できないなら、経済的に苦しくなっても別れるべきなのか…
でも子供の将来を思うとそう簡単に決められない…
私はどうすべきでしょうか。
また、継続的に利用していたことは夫に聞かない方がいいでしょうか。
どうかヒントとなるお言葉をお願いいたします。
旦那に依存してしまう
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ピントを外さない
こんにちは。
「ヒントとなるお言葉」とのことです。
何かお役に立てればと思い、思いつくままに書いてみます。
私は、不倫の問題について、時々ピントがずれている言い訳、収束の仕方があると思います。例えば、一例がその不倫は遊びの関係であり本気ではなかった、だから今回は目をつぶろうというものです。
根本的に不倫をした当事者たる本人が、その行為(業)に及んだということにどれだけ罪悪感を感じ苦しんでいるか、そして配偶者にどれだけの償いをしていこうと思っているか、その覚悟、それがどれだけ本気であるかが問題の本質であるはずです。
また、当事者が自らの口でどれだけ絞り出して、謝罪、罪悪感、償いの言葉を相手に伝えようとしているかの本気度が問題であるはずです。
そういう意味での本気が問われるべきなのに、一時的な出来心だったか、そうでないのかというのはピントがずれています。
その議論が完全にずれている所で、変に納得しようとするのはそもそも無理があります。不自然なことを、無理やり自然のように見立てられないのが人間の本来だからです。
あなたは、「ネガティブな感情を抑えるために病院に通い、精神薬で何とかごまかして家族の前では元気に振る舞っています」と書いています。あなたは、先述したように変に納得しようとして無理が出ているのではないですか。
あなたは、「離婚すると後悔の方が大きい」と感じています。私も、先ずは修復の努力を優先させるべきだし、いきなり「離婚」はしないほうがいいと思います。
ご主人が仕事、家事、育児にも「協力的」で、「穏やかな人」で「経済的には不自由のない生活ができる」、だからこそ「離婚」は現実的ではないかもしれません。しかし、やはりこれもピントがずれています。問題は、夫婦を、家族を構成する核。愛情と信頼に焦点を当てるべきだからです。この問題を先延ばしにするほど、あなたの精神的負担は大きくなり、後に解決がより難しくなる可能性を感じます。
ここは、第三者、カウンセラーや信頼できる人を間において、心理的な安全と、対等にお話し合いできる環境を先ず築いてはいかがでしょうか。そして、今度こそご主人の口から、事実関係、謝罪、罪悪感の有無、あなたにどう償うのかの本気度を問うべきではないでしょうか。
遠慮なしに自分の疑念を、無念をぶつける。
そこから次を考えてはいかがでしょうか
質問者からのお礼
釋 悠水様
この度は貴重なご意見を頂きありがとうございました。
ピントがズレている、まさにその通りだと思います。
一人で考え過ぎて何が本質か分からなくなっていました。
主人の中ではこの件は"完全に今とは切り離された黒歴史"という認識で、子供が産まれる約2年前の出来事という事もあり、具体的にどんな心境だったか等ほとんど記憶にないということです。
謝罪はあり、誓約書も渋々ですが書いてくれました。
罪悪感の有無はよく分かりません。
今回頂いたご意見を念頭にまた話し合ってみたいと思います。
誠にありがとうございました。