お腹の赤ちゃんを殺しました。
2日前に心拍の確認が出来た8週の我が子を堕胎しました。私はすでにシングルマザー で不妊治療の末息子を授かりました。家庭のある男性と関係を持ち、子供が出来たら産んでくれ、離婚するからと言われていたので信用し関係を続けていました。ですが、妊娠したと話したらお前とは一緒に居られない、早く堕ろせ、金が欲しいんだろ?と言われ、嬉しいはずの妊娠が悩みとなってしまいました。一度はひとりでも産むと覚悟を決めました。初めての自然妊娠、そして愛おしいどんどん大きくなる赤ちゃん。親にも子供にも誰にも相談できず、このまま堕ろせなくなるまで待とうとも考えました。彼からは毎日毎日早く堕ろせ早く堕ろせと電話とメールの嵐。食事もできず気付けば2週間で体重が3kgも減ってしまい、彼と病院へ行きました。中絶の同意書をその場で書き、20万を渡され、院内で来てやっただけありがたいと思え!と言われ、心が折れてしまいました。それ以降連絡は一度もなく、手術前日に両親へ全てを伝えましたが、答えは今いる子供のことを考えるとひとりで2人は大変だし、子供が可哀想だ。父親の居ない子を増やすのかと諦めるように言われ翌日ひとりで手術を受けました。悲しくて辛くて、何度もやっぱり辞めますと言いたくて、麻酔から覚めてもうお腹にはいないのに涙が止まりませんでした。翌日すぐにお洋服やおもちゃミルクをもって御供養に行きました。先祖のお墓にも行きました。遺骨も遺灰もないけれど仏壇も作りました。息子にも話しました。息子は一緒に泣いてくれて、産まれたらおめでとうと言ってあげたかったと言って手を合わせてくれました。それまで一緒に逝ってあげたい、抱きしめてあげたい、人殺しの私は生きてる価値がないとずっと思っていました。息子にもっと早く話していたら、産んでいたのかもしれない。なんでこんな選択をしたのか、後悔しかありません。罪悪感で押しつぶされそうです。彼からは謝罪の言葉も供養の気持ちも一切ありません。なぜ、なんの罪もない我が子が命を無駄にし、彼は幸せでいられるのでしょうか?私は人殺しですが、殺した我が子を愛しく思う気持ち、彼を憎む気持ちを持っていて良いのでしょうか?どう生きていたら良いのかわかりません。息子が殺した我が子に手を合わせてくれる度に後悔と罪悪感でいっぱいになります。私は生きていて良いのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
歩けるところまで歩きましょう
これからも息子さんのために、そしてあなた自身の幸せのために、生きましょう。生きて良いのです。
私たちは、悠か昔から輪廻転生を繰り返し、無数の命を奪い、殺し殺されを重ねて来たのです。
お腹の赤ちゃんを産めなかった苦しみは大変なものでしょう。
しかし私たちは、無数の命を毎日奪って生きていて、涙一つ流さず無関心で残酷なのです。
仏様は、人間だけが特別、わが子だけが特別というエゴに染まった愛着ではなく、生きとし生けるもの全てを平等に慈しんでくださいます。
産まれなかった赤ちゃんも、いつかきっと仏様の慈悲の力で拾われ、智慧の光で救われることでしょう。
経典に出てくる阿弥陀仏という仏様は、どんな罪深い人でも必ず極楽浄土に迎えてくださる仏様です。
亡くなった赤ちゃんは、極楽浄土では阿弥陀さまに見守られて、金色に輝く菩薩様の仲間入りを果たしているかもしれません。
私たちより一足先に、この娑婆世界を卒業されたのです。
私たちは、もう少しこの世で勉強してから極楽浄土に行きましょう。
お世話になった人々に少しは恩返ししたり、息子さん等の人生の後輩に何かためになるものを遺したりしましょう。
心は瞬間ごとに新しい。
明日はまた新しい自分。
行ったところが着いたところ。
歩けるところまで歩きましょう。
これからもずっとその子を大切になさって下さいね
拝読させて頂きました。
大切な新たな生命である我が子を亡くされてあなたがとても辛い思いをなさっていること、そして深く悔やみ苦しんでいることを読ませて頂きました。あなたのその深い思いがいかばかりかは全てはわかりませんけれども心よりあなたのお気持ちをお察しします。
そして先立たれたその子が必ず仏様に導かれて心安らかになります様仏様にお願いさせて頂き、ご供養申し上げます。南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
その子は必ず速やかに仏様に導かれ、沢山のご先祖様方がその子を優しくお迎えなさって下さいます。そしてその子はご先祖様方と一緒に一切の迷いなく心安らかになり、清らかにご成仏なさいます。
そしてその子はご先祖様方と共にあなたや兄弟であるお子さんをこれからもずっと優しく見守り続けて下さいます。
その子とあなたやお子さんとのご縁はこれからもずっと永遠に続いていくのですからね。いつもその子はあなたやお子さんに寄り添っていて下さいます。
あなたの悲しみや苦しみや様々な思いは消えることはないでしょう、どうかその子に手を合わせてご供養なさりながらあなたの思いをありのままその子にお伝えなさって下さいね。その子は必ずあなたの思いを優しく受けとめて下さいます、そして優しく慰めて下さいますからね。
いつの日かあなたやお子さんがその天寿を全うなさる時にも仏様がお導きなさって下さり、その子がご先祖様方を連れて優しくお迎えなさって下さいます。そして喜び合い分かち合うことでしょう。
あなたやお子さんがこれからもその子とのご縁を大切になさりながら仲良くお健やかに成長なさり、皆さんと一緒に心から幸せにこれからも生き抜いて下さいますようにと心からその子に祈っておりますね。