雑念が来てなかなか今のことに集中できないのですね。

　よく「心を無にする」といいますが、人間の脳は、常に活動していていろいろなことを考えています。それが脳の役割です。だから無にすることは不可能です。
　私たち曹洞宗の僧侶は坐禅中、脳内でそのような雑念を「受け流す」作業をしています。出てきたら相手にせずにすぐに受け流しているのです。
　頭に浮かんできた雑念にひとつひとつ丁寧につきあっているから苦しいのです。雑念が来たら、「無にしよう」とするのではなく、相手にせず受け流す訓練をしてみましょう。

（私の受け流す秘策ですが、これが正しい方法とは思えませんが、雑念が来たら、好きなアイドルの名前をつぶやくようにしています。なぜかこれで消えるんですよね（笑）。数字を１から６までゆっくり数えるという方法もあります。試してみて下さい）

光禪

・曹洞宗／静岡県／50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...

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心を無（む）にする事は心を無（な）くす忘れてしまう事とは大きく違います。
貴方は心をなくしたい忘れたいと思われている様に感じます。
その心を意識すればするほど無に成る事は出来ません！
寝ろうとすればするほど眠れない状態になるのと同じ様な事で無くそうとする意識が又意識してしまい嫌な自分を描いてしまうのです。
この世はあるがままなすがまま成る様にしか成らないのです！嫌な自分も真実だし好いところの有る自分も真実なのです。
人は裏もあれば表もあり、この世は善もあれば悪もあります。
この世は四苦八苦の世界です苦しみ悩むからこそ人の心が分かるのです。
嫌な自分も好きな自分もしっかりと受け止め今を懸命に生きる事で少しづつですが真実の自分になれて来るのではないでしょうか。

山口秀徹

金粟院

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