夢がなくなってしまった
私は幼い頃から美容師になるのが夢で、専門学校へ入学しました。2年生になり就職活動をしていていくつかサロンの面接を受けましたが、全て落ちてしまいました。専門学校の先生には、美容室はたくさんあるから少し話をするだけで受かるところだってあるから頑張ろうと言われましたが、もう履歴書を書く気力もなくなってしまい、本当に美容師になりたいのか考えるようになりました。
私はただ単に髪を切ったり染めたりすることは好きですが、明るく元気に振る舞ったり、初対面の人と何気ない会話をするのが得意ではないので美容師として働くことを考えると苦しくなってしまいます。
こうしてやらない理由ばかり探している気がします。これは甘えなのでしょうか。
美容師にならないのならフリーターになって他のことを勉強するつもりですが将来のことやお金のことを考えると不安だし、頑張れない自分が情けなくて悲しくなってしまいます。高い学費を払ってくれている親にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
これからどう進めばいいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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「夢」を原動力にして
こんにちは。
就職活動大変ですね。
結果の首尾がよくないようで、お悩みのこととお察します。
挫けそうになる気持ちもあると思いますが、私はぜひあなたにやりきって欲しいと思います。私は、美容師さんの業界をよく知りませんが、客観的に見ていくつか可能性を考えました。
・コロナの影響で、新規採用はとにかく慎重になっているところが多いでしょう。この非常に特殊な影響をうけている、ということが念頭にありますか
・「いくつかサロンの面接を受けました」とのことですが、競争率の高い「サロン」であった可能性はありませんか。「美容室はたくさんあるから少し話をするだけで受かるところだってある」と先生が話してくれているのだから、実際に当てがあるとは考えられないでしょうか。これはもしかしてですが、小規模、あるいは希望していない「サロン」を消極的に見ている可能性はどうでしょう。
・雇う側の視点を考えられていますか。
上記のようないろいろな事情の上で雇用側は「面接」を行っており、被雇用側には分からないところで合否を決めていると思います。それは、雇う側の事情が大きいのであって、「面接」に落ちた=自分を否定されたと思っていないでしょうか。あまり内省的な方向に考えるとより自信をなくしてしまいます。
私は、先生が「美容室はたくさんある」というお話を大切にして、引き続き努力することが最も現実的だと思います。
今から「フリーターになって他のことを勉強する」というのはおすすめしません。
あなたは、美容師さんになることが「夢」だったのでしょう。
「夢」という原動力、エンジンが有る分野。
方や、今まで「夢」ほどの情熱がなかった分野に移行しても、そこには肝心のエンジンはないでしょう。原動力のない車は動きません。
今が踏ん張りどころです。
先生の言葉を信じて乗り切って、春からの「夢」を開花させて下さい。
応援しています。
夢をあきらめないでください。
咲良さんのお悩みお察し申し上げます。
美容師ですか、いい仕事ですね。数年前まで、5年間地元の美容専門学校で「心の教育」という年間40時間枠で、1・2年生にお坊さん4人で授業を受け持っていました。坊主頭でしたから、残念ながらシャンプーや毛染めのモデルにはなれませんでしたが。
それぞの専門学校によって異なるでしょうけど、ここの生徒たちは、皆、土日はサロンへ働きに行き平素は授業や実習を行っていました。国家試験は全員合格し、皆それぞれに就職していました。
さて、咲良さんの願い美容師で働くということですから、その夢は捨てない方がいいです。ただ今はたしかにコロナ禍のこともあり、一般の方が美容院へ行く回数は減っているとは思いますが、それでも必ず、以前のように繁盛するでしょう。
その時には必要とされるでしょうから、手を抜かずに技術を磨いておいてください。そしてサロンに就職できるようチャレンジしてください。
もう一点、先回のご質問が気になっています。自分に自信を持ってください。学校を終えたら、あとは一人立ちをしなくてはなりません。他と比較している暇などありません。咲良さんが笑顔で振る舞うだけでかなり変わります。自己卑下をしていてはどんなに良い条件の店を紹介されても、それは長く続きません。
落ち込んでいる場合ではないということ、このような時だからこそ、笑顔を作る訓練と技を磨いてください。
次も咲良さんを指名しますと言われるように、夢をあきらめないでください。好きな曲でも聞きながら、今は笑顔と力をつけ、そして羽ばたく準備期間と思えばいいのです。