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旦那が死にたいと言います

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まず現状は別居しています。

その経緯は、ちょっとした喧嘩からお互いの意見がすれ違い、脅迫のような連絡が来た事で怖くなり両家両親を巻き込み話をしたところ、主人が自分の都合の悪い部分を知られ、私の両親へ殺す、帰れなどと罵倒し、そこから私と子供は実家に帰り、現在3年程になります。

今年に入り話し合いをして、今現在は毎日何かしら連絡は取っていますが、本日急に死にたいと言い出しました。
何があったのか聞いても、自分っていう人間は必要か?や、寂しくて死にたい、何でこんなに迷惑ばかりかけてしまうのか、など内容の分からないことを言うので、どうしたらいいのか分かりません。
今主人は転勤の多い仕事で私の実家からは新幹線乗り継ぎしないと行けないような所に一人でいます。

正直言って、別居する事になったのは主人が原因です。自己中で自分都合なところがあるので。

私は離婚も視野に入れて別居期間を過ごしていたので、再建築を考えとりあえず主人が変わるかどうか見定めている状態ですが、前向きに考えてる事を伝えている中での発言なので、正直心中は、何言ってるんだ?という感じです。

ですが私の性格上死を簡単に捉えられないので、せめてどう声を掛けてやればいいのかアドバイスいただきたいです。

よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「死にたい」の中身

こんにちは。

別居状態が3年ということで、長期化しているようです。
お悩みでしょう。

背景、事情がよく分からないところも多いので、割り引いて読んで下さい。

「今年に入り話し合いをして、今現在は毎日何かしら連絡は取ってい」るとのことなので、面と向かった何回かの「話し合い」、メール、電話等で「連絡」という2つの経路で「前向きに考えてる事を伝え」ている。そして、「再建築を考えとりあえず主人が変わるかどうか見定めている状態」なのだと思います。

恐らく「話し合い」よりも「連絡」の方が毎日のことですから数も多く、その内容は身の回りの出来事、子供さんの様子、予定などの割と用事の伝達を互いに述べ合う傾向にあるのではないでしょうか。だから、あなたとしては「前向き」「再構築」を伝えているとしても、その具体的な中身にまで迫った内容はなかなか話しきれていないのではと感じました。

このやり取りの中で、ご主人は「急に死にたいと言い出し」た。

私は、「前向き」「再構築」を具体的にどういう道筋で実現すればいいのか、自分の何を見直したら良いのかが分からない。先が見えないから「死にたい」といっている可能性を考えます。

ご主人が自分でどう頑張っても気づけないのなら、例えばカウンセリング等によって自分と向き合う時間、場所を作るように勧める。或いは万が一のことも考えて、カウンセラーを通して心療内科のサポートも受ける。あなたも立ち会う。これが具体的な「前向き」の「再構築」になるかと思います。夫婦一緒に乗り越える、というスタンスです。

これは、「主人が変わるかどうか見定めている」という遠巻きに見ているのとは違う方法です。

ご主人に「何があったのか聞いても、自分っていう人間は必要か?や、寂しくて死にたい」「など内容の分からないことを言う」と書いています。先述のように考えていくと、「死にたい」は全く「内容の分からないこと」でしょうか。

「自分っていう人間は必要か」、「寂しくて死にたい」。
それは、夫婦一緒に乗り越えて欲しいという悲痛な情ではないか、と思います。
あなたから3年間一線をおかれて、もはや身内として「必要」とされる人間ではないのではないか。あなたが他人のように思えて「寂しくて死にたい」のでは。

「前向き」の「再構築」を考える具体的な方法を再考する余地はないでしょうか。
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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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急な「死にたい」…困惑してしまいますよね。
ご主人は、あなたの反応に甘えているような気がします。
子どもと同じで、心配すると「見てくれてる。かまってくれる」と喜んで、あれもこれもと、ねだられるような雰囲気を想像してしまいました。
子どもは成長過程だから受け入れられても、大人(お子さまからしたら親です)が同じ「かまって~」の気持ち発信だったら脅迫と相違ないと思います。
あなたが、悩み苦しむことを知って、かまってくれるのを知ってのことだったら…と私は考えてしまうので、まずは、正論で正直に伝えてみたらどうかなと思います。
「必要じゃない人間はいない。今の状況では夫婦のと子どもの今後を話し合うことは出来ない」「お互い当事者だから、第三者の専門家の助けをかりたらどうか?病院探しは手伝うから、まずは命を守るために行動したい」とアドバイス出来たらいいなと思います。
あるいは、「言えないなら、私が代わりに相談するよ」と介入する意志を伝えるか。
今の状況で、あなた自身が寄り添ったら、お子さんを含めての「我慢」が、揺らいでしまうような不安がよぎります。
冷静に話せるよう、問いかけてみてください。
悲しいことに、人間は簡単に「命」をかけられる生き物です。

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普通のOLから、結婚をきっかけに仏教に興味を抱きお坊さんになりました。 ...
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