病気だったら何をしてもいいのですか?
いつもお世話になっております。恐い表題で申し訳ございません。
そう言う私も発達障害を持っております。
先日の質問の中の一文で、
「認知症と見られるおばあさんにカートを蹴られ、思わず怖くて騒いだら
散々車内で罵られた」と申し上げました。
私の家に入ってくれている訪問看護師に事の詳細を伝えたところ(40代で
看護師になり、精神科一筋20年)、
「認知症だね。ご病気だから、仕方ないよ。彼女にとっては、
『そこにあるものが邪魔だったから蹴った』くらいの気持ちだよ。」
とのこと。
それから私は自分の気持ちを落ち着けるためにも、認知症について
たくさん勉強しました。なんでも、今回のケースは「周辺症状」の一部で
、周囲に配慮ができなくなったり、攻撃的になるというものだそうです。
私も自身の体験から色々考え、恐怖や不安の延長で怒りが湧いてくる
こともあるのでおばあさんもそういうことかな…と思ってみたりも
しました。(認知症は不安や妄想も発現するからです)
ですが、それでいいのでしょうか?人様に乱暴したり、ものを壊しても
(今回は運良く私に怪我はなく、カートも壊れませんでしたが)病気や障害
だから、で済むのですか?
知的障害の人にストーカーされかけたこともあります。人生で3度ほど。
そういった乱暴者のせいで、私たち障害者全体のイメージが悪くなる
と私は思っています。
「生きづらさは、あんたたちのせいでもあるんだよ!乱暴者!」
と言いたいほどです。もっとも看護師さんは、
「世の中の人たちはそこまで極端な考えは持たない」と言ってくれますが…
何度、警察の方の手を借りたかわかりません。申し訳ないです。ちなみに、
最近のお巡りさん・刑事さんは障害福祉も勉強なさっているとか。
お布施にとお茶を買って持って伺ったほどです。ですが、
「警察官は受け取れないんだ。ごめんね。でもありがとう」
と仰って納めてくださいませんでした。
愚痴になってしまいましたが、ご意見賜れましたら幸いです。
発達障害があるが、他の患者が苦手、健常者さんに負担を強いる障害者が許せない、 医師の悪口を言う僧侶が許せない、選挙で体調崩す、医師を顎で使ったり「薬減らせ」とごねる患者に辟易 #薬は悪くない
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一所懸命
こんにちは。
「認知症と見られるおばあさんにカートを蹴られ」たことが、あなたにはとてもショックだったのでしょう。自分に何の落ち度もなく、突然攻撃的行動を取られるとびっくりしますよね。あまりに突拍子のないことをされると人間は呆気にとられるし、どうして良いのか分からなくなる。また、なんだかモヤモヤとした気持ちが残ってしまう。そういうものだと思います。
あなたが尋ねたい要諦は、「そういった乱暴者のせいで、私たち障害者全体のイメージが悪くなる」ということを危惧している、ということだと思います。確かに、一部の人がトラブルを起こすとそのグループ、職業などが批判的に見られるということはあり得ることだと思います。
しかし、大筋はその看護婦さんが言われているように、「世の中の人たちはそこまで極端な考えは持たない」のが社会の実像だと思います。
私達僧侶もそうですが、学校の先生など世に聖職者と言われる職業の分野があります。こういった分野の職業の人が犯罪を犯すと、驚きを持ってニュースに取り上げられることが多いと私は思います。えっ、その職業の人が・・・、と。
私のこれまでの経験では、そういう事件を敢えて取り上げて、当てつけのように面と向かって揶揄する人もいます。しかし、そういった人は肌感覚ですが、1000人に1人いるかどうかぐらいの極少数派です。一部の事例を、そこのグループ全体とイコールで結ぶ人はそうそう居ないと思います。逆を言えば、その人はその人、この人はこの人と分けて考えるのが圧倒的多数だということです。
あなたの憂慮する気持ちはわかりますが、人間が関われる範囲とは自ずと限定されます。
私は、その警察官の姿勢にヒントがあると思います。
それは、一所懸命、自分の役割を忠実に、最大限尽くすということに集中することです。
他人をコントロールすることは出来ない。
コントロールして善処できるのは自分だけである。
その自分を高めていくことに全力を注ごう。
その高まった自分が「障害者全体のイメージ」をプラスの方にしていこう。
自分のできる範囲で、出来ることを尽くす。
そう整理されてはいかがでしょうか。
質問者からのお礼
【釋 悠水 先生】
ご回答ありがとうございます。ほんとうに怖かったし、悔しかったです。
お巡りさんの姿勢にヒント、ですか…あの方達は私とは違って色々な意味で
特別なので、その域まで達せそうにはありませんが近づくことはできる
かもしれません。自分の役割に一所懸命…今は模索中ですが、日々役割を
探して生活しようと思いました。