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何でも晒して好き放題いう世の中

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有り難し有り難し 6

某大手のニュースを掲載しているサイトをよく利用しています。メールアドレスももらえるし、Q&Aサイトも使えたりインターネットの検索もできます。
そこでニュースの記事を見るのですが、よく芸能人を追い込む事が有名な週刊誌の会社が出所の記事で子育てママ、女性、子供、高齢者、障害者の虐待、事件や問題についてなど、明らかに記事数稼ぎとみられるものが多いと感じてしまいます。
辛い思いをした弱者に寄り添うような記事ですが、蓋を開けてみるととても刺激の強い言葉で閲覧者の歪んだ正義感や感情を翻弄させるような記事です。
我々はそのような記事を毎日のように触れていますので、翻弄と言われてもピンと来ない者のほうが多数かと思います。
例に出すと「夜な夜な〇〇に執拗に繰り返した性猛獣」「驚愕!〇〇の不可思議な行動!近隣住民の感じていた違和感」など。これって事実だけを伝えるに当たっての表現としていります?など。
マスコミは記事を読んで貰えばもらうほど、濡れ手に粟で収入が入ります。私は冷めているので、真実を伝えようとしているのかをまず見てしまいますが、加害者といえども、家族まで追い込むような過激なものが非常に多いです。
日本人の気質でしょうか?多勢に無勢、誰かを自害するまで追い込む事に歪んだ正義感を振りかざし、涼しい、暖かい場所でスマホでポチポチと攻撃する風潮。例えば、芸能人でもりゅう〇〇るさんなどの件でSNSを通して批判、攻撃した人間は当の本人がこの世からいなくなったあとも、反省せずに今も普通に生きています。
私はこれに耐えられません。
お坊様方、このような現実をどう捉えておられますか?
攻撃される者は仕方ないのでしょうか?
私は刺激の強すぎる情報には乗らないようになるべく見ない、触れない時期もありました。結局見てしまい、一生懸命、この記事はおかしいとコメントを入れます。バッドが物凄いです。結局他人事のくせに。。でも私も似たような者なのでしょうか。

2024年10月18日 12:32

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

世の中の仕組みを冷静に見つめる

拝読させていただきました。

まず、この方の真摯な姿勢に敬意を表します。世の中の問題に真剣に向き合う姿勢は尊いものです。しかし、その真面目さゆえに心を痛めていらっしゃるようですね。

インターネットの世界は、私たちの感情を揺さぶるように設計されています。刺激的な見出し、過激な表現、匿名での攻撃。これらは閲覧数を稼ぎ、広告収入を得るための仕組みの一部なのです。

この仕組みを理解することが、まず大切です。これはメディアリテラシーを高めることにつながります。情報に振り回されるのではなく、自分で選択する力を養いましょう。

具体的な対策としては以下のようなものがあります:

1. 刺激的な記事や否定的なニュースを意識的に避ける
2. 信頼できるジャーナリズムを支援する
3. NPOへの参加など、より建設的な形で社会に貢献する
4. ポジティブな情報源を積極的に探す
5. デジタルデトックスの時間を設ける
6. マインドフルネスや瞑想を実践する
7. 同じ価値観を持つコミュニティに参加する

大切なのは、情報に踊らされるのではなく、自分の人生を自分のために生きることです。世の中の仕組みを冷静に見つめ、自分が何に苦しんでいるのかを見極めた上で、解決策を考えていきましょう。

インターネットの情報に触れすぎて心が乱れたときは、呼吸を整え、自然の中で過ごすなど、現実世界とつながる時間を作ることも効果的です。

最後に、この方の行動が社会をより良くしようとする意志の表れだということを忘れないでください。その気持ちを大切に、でも自分を傷つけすぎないよう、バランスを取りながら歩んでいってください。

皆様の人生が、より豊かで平和なものになりますように。​​​​​​​​​​​​​​​​

2024年10月19日 10:00
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蓮城院というお寺の副住職。 主に坐禅をしたり、庭掃除をしたり。 ハスや野菜を育てたり。最近はAIマンガにチャレンジしています。 ちなみに蓮城院は二宮金次郎(尊徳)のお墓があるお寺。 また、毎月第1月曜日、第1土曜日に坐禅会を開催しております。 ■X(旧Twitter)アカウント■ https://x.com/koubun_osho
対応できる時間帯は、18時から20時。 自動車開発エンジニアの経験がある。 元サラリーマンの僧侶です。 会社内の人間関係のご相談引き受けます。

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