hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

18歳年上の彼との交際、母は猛反対

回答数回答 1
有り難し有り難し 15

都内某所の古書店社員勤務の29歳女です。囲碁教室で18歳年上の男性に結婚を前提に交際を申し込まれ、おつきあいしてから約5ヶ月ほど経ちます。彼はサラリーマン。バツイチで今現在養育費を払っています。離婚の理由は、自然災害の被害を受けて、夫婦の気持ちが離れ離れになってしまったから。養育費に関しては正式な文書を作成したうえで納めているそうです。
自分が年上であること・バツイチなどの諸々の事情を含めて、当初は私の母と話がしたいと言ってくれていました。
けれども一度私から母におつきあいしている男性がいると伝え、そのときは母も好反応でしたが、しばらくすると「反対」だと一転。その後、母と彼が電話で話をする機会も私が彼に催促することで実現。けれども双方が遠慮してしまったのか話がうまくできていなかったようです。
年明けも正月休みで実家に戻った私は、ひたすら母に怒鳴られつづける中、彼に助けを求めて電話をしても「怒っている母親と電話を代われと促すな」と言われる始末。
いざというときに母と戦ってくれないのにも関わらず、「君を苦しめているのは母親だ」「自分は何ひとつ悪いことをしていない。自分は君の母親と対等であると思うから、謝るつもりもない」と言われました。
年上であること・バツイチであることが悪だと私は考えません。
けれども彼を取り巻くそれらの事柄に対し説明をするべきであると私は考えますし、
何よりも現状、私はつらい思いをしています。そのことについて、私の母親に申し訳ないと思う気持ちがあってもいいのではと思われるのです。
「年の瀬も迫ってきて、コロナも懸念されるから挨拶は年明けで構わない」という母に、
「お言葉に甘えるわけにはいかないから、ご都合がよいときに会って話をさせてほしい」と最初の頃に言ってくれた彼。
上記のやり取りは実現に至らず、母も彼も「会って話などしたくない」という気持ちにあります。
私はどうしたらいいのか分かりません。本音を言えば、もう母から離れたい。年に一度か二度ほど母の好きなものを持って会いに行きたい。恐らく母は彼を許しはしないから、そのときは彼は同行せず家で待っていてほしいと思います。ご教示のほど何卒よろしくお願い申し上げます。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

彼の二つの問題点

こんにちは。

少し前に同様の相談を受けたことを思い出します。あなたほどの年齢差はないのですが、離婚歴ある男性とご両親の間で女性側だけがメッセンジャーになって奔走するというケースでした。

私がその彼に対して抱く問題点は二つです。

一つはお母さんを説得する努力を放棄してしまってること。

あなたが「彼を取り巻くそれらの事柄に対し説明をするべき」と言っていることはその通りだと思います。離婚の理由はどうであれ、死別以外の理由であれば、初婚であるあなたのことをお母さんが心配しても無理はありません。

彼とお母さんの接触がまず電話だったという、事の運び方にまずさもありますが、彼はあなたに促されなければ連絡を取っていなかったし、うまくいかないと放棄する。彼は結婚の実現に向けてどういう絵を描いているのでしょうか。

二つ目はあなたを矢面に立たせて、自分は後方にいるという問題の対処の仕方です。

「何よりも現状」「つらい思いをしてい」るあなたに、「いざというときに母と戦ってくれない」という不安と心細さを待たせてしまっている。

文面を見るとお母さんはあなたに対して威圧的な感じも受けます。それが精神的な意味での DV に該当するのかそれは分かりません。しかし、それが何の意味だったとしても、あなたが精神的に辛い思いをすることを最大限防ごうとするのが配偶者になろうとする者の姿勢ではないでしょうか。

身内を順序立てて説得したり、問題を対処をきちんとできない人が、これからの人生においてあなたを守っていけるのだろうかと思います。

感じたことを私は述べましたが、最後にはあなたが決めることだと思うのでご随意になさってください。

※補足
「本音を言えば、もう母から離れたい」と書いています。
これまで、お母さんと色々あったからでしょう。
しかし、お母さんから「離れたい」と、彼との結婚は切り離して別々のものとして考えたほうが良いと思います。「離れたい」から結婚すると、「離れたい」し結婚もしたいとでは違うと思いますから。蛇足でした。

{{count}}
有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ