今まで家族の幸せを願ってきました
現在就職活動中の学生です。
就職に有利になるように資格取得や学業に真面目に取り組んで参りました。
しかし家庭の事情で本来やりたい職業への就職を諦め、金銭的に余裕がないため母親を安心させる道を選んでおります。
そのためふと我に返ったとき、とんでもない虚無感に襲われます。
私が頑張ったところで死んだら意味がないのではないか、家族がいなくなったら何のために生きるのか。
そんな生き方でこの先きちんと生きていけるのか不安です。
今後の人生において何か私の核になるような御言葉をお教え願います。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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今やるべきことを無駄にしない
就職活動、お疲れ様です。
私事にはなりますが、自分もやりたかったことを諦め、やむを得ない事情があって、この道に入りました。
最初は辛かった…好きでもない仕事ってわけでしたから。
でも、今は楽しいしやりがいをもっています(^o^)
というか、自分で見つけ出したといいましょうか。
相談者さんは、やりたい職業への就職を諦めて、母親を安心させる道を選んだとのこと。
家族の幸せを願う、とても素晴らしいことです。それはわかっているはず。
そうなると、自分のやりたかったことを犠牲にして…と虚しくなる。
わかります。
ただ、物事にはタイミングがあると思っています。
やりたいことをすぐにして、それが正解になるとは限りません。
今はきっと、やりたいことより優先すべき必要があったのでしょう。
そしてその道で、経験して成長していく必要があったのだと思ってます。
だから、今すべきことがきっとあるんですよ。
そしてそれは、無駄だと思う人にはすべて無駄になります。
でも、将来の自分に必要不可欠なものなんだって思うと、そうなります。
自分もこうして日々お勤めしながら、やりたいことは諦めてません。
65歳から企業した人もいますし、70歳から夢だった山登りを始めた人もいます。
何かを始めるに遅いということはありません。
腐らずに精進しましょう。努力じゃなくて精進です。
精神を、気持ちを成長させて、どんな環境も自分の肥やしにできるようにして欲しいと思います。