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「じゃぁ死ね」の言葉を忘れたい

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有り難し有り難し 12

初めて相談させていただきます。拙い部分があるかと思いますが、ご容赦下さい。

2年前の大喧嘩の際に言われたことが忘れられません。
喧嘩の切っ掛けは、朝ごはんを食べに行こうと誘われたのを断ったことです。自分の思った通りの返事が貰えなかった為か、怒り始めました。

今回のように、私が思った通りの返事をしないと、怒鳴って強要したり、言われたことを曲解し、勝手に怒り出すことはよくありました。

「俺のことが嫌いだから、断るんだろう」に対し、私は思い切って「今日も含め、以前から理不尽な行いをされていると思っている。正直、父親として尊敬はしていない」と伝えました。

父は昔から、怒った際の記憶を忘れてしまうので、落ち着いた頃に話すことは出来ません。

怒り出すと手がつけられなかったので、子供の頃は黙って従うしかありませんでしたが、成長するにつれ自分の意見を言えるようにもなりました。

反りが合わなくなり、尊敬の念が持てなくなったのも、以前「俺に死んで欲しいんだろう」と曲解した挙句、謝罪の土下座をさせられたからでした。

今まで、喧嘩の際は私なりに言葉を選んできましたが、微塵も配慮をしない父に対して気を使うのが、馬鹿らしくもあり、また気を使っては伝わらないんだと思ったので、今回は言葉を飲み込まずに伝えました。

すると、父は「じゃあ死ね。死ね」と私に言いました。

その言葉が、ずっと消えません。
色々な考えが頭を過りました。ショックやらなにやら、呆れて笑うしかできなかったのですが、父親は「何がおかしい。ぶん殴るぞ」と言って私の髪を引っ張るだけでした。止めてくれたのは、母親でした。

その後、家を出て彼氏との同棲を始めました。
同棲の楽しさや、父親がそばにいない事の快適さを感じながらも、時折思い出しては、嫌な気持ちをどうにか切り替えて、生活をしてきました。父親とのことは、同棲する前に彼氏にも伝えたので、辛い時は寄り添ってくれました。

ですが、数日前にどうしても辛くなり、突然大号泣してしまいました。2年も経っているのに、言われた直後のような辛さが蘇ってきて、自分でも驚いた次第です。

またこの2年間、父親への負の感情と、どうすればよかったのかという考えがずっと頭の中をぐるぐるしています。
どうしたら、私は乗り越え、忘れられるのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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このような親はいます。

ぶんぶんさんのお悩みお察し申し上げます。

大変な苦労されましたね。今は彼と生活をしているので、少なくとも父親のご機嫌を考えなくてもいいからいいですね。

このような理不尽な親は時々います。何故か兄弟がいても特定の子供にしか言えない。又、素直に接することができない、言えない。その子を前にするとなぜかマイナススイッチが入ってしまう。そのような関係と言ってしまえばそれだけですが、そういうケースはあると言うことです。

今回、前に言われたことが、どこか意識の中にインプットされていて、それが何かのタイミングで噴出したということでしょう。それだけ大きな影響を与えらえていたということです。しかし、大泣きしたことで、その負の感情は軽減されたと思います。

まずは、余程、お父様に大きな変化がない限り、この関係は変わらないと思います。又、変えようとしても無理です。ゆえに、一定の距離を置きながらお付き合いしていくことで、お互いが平穏でいられるでしょう。
無理に何かしようとしても、ぶんぶんさんを前にするとお父様もマイナス感情が噴き出てしまうからです。余計な罪を作らせないということも大切なことです。

お父様のマイナス的、否定的な言葉を言わないように一定の距離を保つことも親孝行の一つと思えばいいのです。

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有り難し
おきもち

日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
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質問者からのお礼

回答ありがとうございます。

「お父様のマイナス的、否定的な言葉を言わないように一定の距離を保つことも親孝行の一つと思えばいいのです」

距離を取っていいと言われて、正直ホッとしました。その反面、やはり私の気持ちを父親に理解してもらうのも難しいのだなと、複雑な気持ちになったのも事実ですが。

「自分を父親と思ってくれるな。結婚式や挨拶にも呼んだりするな」と言われていますので、余程のことがない限り、直接連絡をすることもないかと思います。

ただ、その余程の時ぐらい協力できるよう、これから少しずつ気持ちを落ち着けて行けたらなと思います。

ありがとうございました。

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