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不倫関係ではなくなったけれど…

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有り難し有り難し 26

彼との関係について、悩んでいます。

昨年の今頃、職場の同僚の彼と不倫関係となり、関係が始まった当初から、彼は私と一緒になりたいと話していました。
彼の奥様が私達の関係に気付いたことがきっかけとなり、離婚協議を行い、奥様には慰謝料を支払った後、昨年末に離婚しました。

一緒になりたいとお互いに強く希望していましたし、一緒の生活が始まってからはとても幸せでした。
しかし、2ヶ月程が経った頃、彼の様子が変わり、心ここにあらずということが増えました。話を聞くと、「たくさんの人を裏切り、子どもの人生を変えてしまうにも関わらず、自分勝手に離婚してしまい、これで良かったのか分からなくなっている。自分は最低な人間だと情けなく感じている。」ということでした。
彼は「すべてを失っても一緒になりたい」と話していました。実際、その時はそう思っていたのだと思いますが、今は後悔でいっぱいになっています。

私への愛は今もあるし、離れることは考えていないけれど、私からの愛を受け止める自信がない、少し冷静になりたい、という理由で距離を置きたいと言われ、1ヶ月前から別々に生活し、週に数回会っている状態です。
ただ、1ヶ月経っても、状況は改善していない、と言われました。
月に1回の子どもさんとの面会の度、罪悪感でいっぱいになる。仕事が忙しいこともあり、気持ちに余裕がない状況が続いている、ということでした。

彼も私も、今の状況をどうすれば良いのか分からなくなってしまっています。
不倫という愚かな行為をした報いなのかもしれまそんが、その罪を背負い、彼と一緒に生きていきたいです。
彼が苦しんでいる姿をみるのはとても辛いです。
私は彼のためにどうすれば良いのでしょうか?
時間が経てばなにか変わるのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

善も教え又悪も教えなのです

二人とも「善と悪」に苦しんでおられる。
彼は不倫中は悪と分かっても貴方の事が好きと思う心が勝っていたのでその思いで離婚までしても貴方を選んだ!だけどいざ一緒にに暮らしてみて現実が分かり貴方を嫌いではないけど一度家庭を持ち色んな思いでを現在と比較してしまう自分がいて今度は罪悪感の心が消えなく成って来たので距離を置かれましたがこれは迷いの行動で考えが揺らぎ始めており自分でもどおする事の出来ない状態の様です。
離婚された奥さん、お子さんは何も悪い事は無いのに特に子供さんには何の罪もありませんお二人がした事は二人にとっては「善」だったのかもしれませんが、奥さん、子供さんには「悪」なのです。この事は分かっていたつもりだったが冷静にらればなるほど罪悪感に捕らわれてしまっています。
やってしまった悪行は決して消えませんが「善行」良い行いをする事により少しは薄まりますがしかし消える事はありません!
人は殆ど多かれ少なかれ悪行は必ずしています。それはこの世に生まれた時に備わっている心なのです。
しかし人は罪を犯せば必ず報いを受けます。
そこに「三時」の業報があり私たちの行為による業には、時間的に三通りの果報があるというのです。
それがこの、順現報受・順次生受・順後次受という「三時の業報」なのです。
長くなってしまいますので短く言えば、罪を犯せばこの世で報いを受けるかしかしこの世で受けなくても次に生まれた時に受け、そうでなかったらそのまた次で罪を受ける。と言い必ずどこかで罪を受ける事に成るのです。
「私は何にも悪い事はした覚えが無いのにどうしてこんな目に。」がそんな事なのです。
仏教では罪はこんなにも重い事であるとされていますが。懺悔し罪を深く反省し善行をもって少しずつ心を軽くするう事ができるのです。
 今現代では常識化する程多いのが不倫ですが罪の重さは今も昔も変わらなく背負わねばなりません。
これから先お二人で同じ罪を背負い生きる事を二人で話合う事そして善行を持って生きる事で少しずつ心が迷いから救われる事でしょう。
どうかもう一度彼ととことんお話をされ二人で背負って覚悟を持って生きる事です。
「この世は、煩悩がある以上善と悪があり必要悪の世界なのです」善も教え又悪も教えなのです。逃げる事無くしっかり受け止め生きる事です。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

山口様
こんな私のために丁寧に回答をしてくださり、ありがとうございます。
すべての言葉が心に響き、涙がでてきました。
決して消えることのない悪行と向き合い、罪を背負って生きていきます。
本当にありがとうございました。

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