何も話を聞かない父親
僕の父親は、僕の話を聞こうとしません。「お前はこうした方が良い」「お前はこうするべきだ」という自分の意見、価値観を押し付けてきます。
聞き流すようにしていますが、結局社会人になっても言われるので、言われた時は若干ストレスになります。言い返しても、「いや、違う、お前はこうするべきだ!」と根拠もないことをぶつけてきます。
僕には目標があり、それに向けて自分なりに努力しているのですが、父親は、やってもいない、やったこともない事、なのに口出ししてきます。
僕は自分の中で、考えながらやっているのですが、父親は僕の話を全然受け入れる姿勢がありません。いわゆる「話し合い」ができないのです。
母が亡くなっているため、実家暮らしなのですが、一人暮らしも考えています。
父はこのまま一生変わることはないと思うので、皆さんの意見をお聞きしたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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自分の考えを何より大事に。どんなあなたも応援しています。
これは本当に、つらいですね。お父様が、自分の価値観を押し付けてくる。これでは、言葉を交わしていても対話になりませんね…。お父様は、やったこともないのに、最初から否定してくるわけですよね。これは、あなたの独自の世界を認めずに、自分があなたの全てを掌握できるという態度です。
大げさに思われるかもしれませんが、お父さんには他者がないように思います。あなたを他者と見て尊重するのではなく、自分の支配下に置きコントロールしたいという思いが伝わってきます。
これは、父様の恐怖心から来ていると思うのです。
以下は私個人の思いですが、あなたはやっぱり、独立し自分の人生を築いて切り開いていかないといけないと思います。そうするべきことはすでに分かっているのに、こうしてここに相談すること自体、お父様に遠慮しているのではないでしょうか?自分が間違っているかもと思っているのだと思う。しかしそのこと自体が、父様の影響を深く受けたものだと感じます…。何の遠慮もいらないのです。家族と言えども、他者です。あなたはお父様を拒絶してでも、あなた独自の価値観、世界を切り開いていくべきです。それが今あなたにとって大切な課題でしょう?そして、あなたがもしも家族をもったとき、あなたならどうしたいでしょうか?その事をお父さんを一つの例として考えるべきだと思います。
私たちは、生まれる家を選べない、これは非常に厳しい事です。今の家庭を全否定する必要はないけれど、その苦しみや悲しみを、自分は誰かにさせないために乗り越えるべきものとする方が良いのではないでしょうか。思いっきり父のせいにしても良いのです。一人暮らしも考えているということなのですが、こういう場合(親からのコントロール・支配が過ぎる場合)物理的に距離を取るのが、一番いいと思います。お父さんがかわいそうと思うかもしれないけれども、そんなこと思わなくていいと思います。最初から対話する気がないものに対しては、こちらも対話しないという態度でのぞむ事は正しいあり方です。
きちんと対話してくれる人を大事にしていってください。親に申し訳ないと思う事一切ありませんよ。
【おすすめの本】
https://woman.mynavi.jp/article/190822-2/
『おやときどきこども』『親子の手帖』鳥羽和久、『毒親サバイバル』菊池真理子、『家族卒業』速水 由紀子
いくつになってもカッコつけたいのが父親
お父様のプライドですよね。
自身の存在意義を確かめているのでしょう。子供に尊敬される父親でいたい。こどもをしっかり一人前に育て上げたい。
様々な思いがあるのでしょう。
あなた自身も年老いていくお父様を受け止めつつ、話は聞いてあげて、ご自身で判断されるしかないのでしょう。
もうあなたは大人です。自分で自立して決断していく年齢です。そして、お父様に対する感謝とリスペクトも常にもち、察してあげてください。
お父さんの気持ちには答えられなくて申し訳ないけど、自分で決めた道で挑戦してみたいんだ。ごめんね。と伝えてあげてください。
お父様を大切にしている気持ちが伝われば、関係も良くなると思いますよ。男親は息子にカッコ悪いとこ見せたくないものですから、カッコつけさせてあげるのも良いと思いますよ。
質問者からのお礼
釈義光様
本当にありがとうございます。
全ておっしゃられている事、その通りです。
本当に相談してよかった、と心の底から思いました。
言われて気づいたのですが、無意識にも自分自身がどこか父に対して、「親だから」と遠慮している部分だったり、間違っているのは自分ではないのか?という想いがあった事に気づけました。
自分の目標は、まさに独立の道なので背中を押していただけました。より決心が強くできました。
誰にも相談していなかったので、心のほつれが取れたような感覚です。
これで迷いなく我が道を進んでいけると思います。そのくらいありがたいお言葉でした。心より感謝申し上げます。