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姉からの人格否定が苦しいです

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父、母、姉、私の4人家族です。

昔から父親は情緒不安定なところがあります。声が大きく、すぐ不機嫌になり物に当たったり…機嫌の良い時はまともです。
母は穏やかかつ柔軟で、昔から尊敬しており、家族全員と仲が良好です。
私は両親とは大きな喧嘩もなく過ごせておりますが、姉が父親似なのか、言葉がキツいところがあります。

例えば、私が服を買ったら「変わった服」と言われ、不満な顔をすると
「別に悪く言った訳じゃないのに。お前の、全肯定されないとすぐに否定されたと思い込んでヘソを曲げる所は本当におかしい。」
と怒ります。

姉の言い分では、何を言っても反対意見を言われたり、好きな物に文句をつけられた時に私が怒ったり、落ち込んだりするのはおかしいことだそうです。
何を言っても否定してくる姉のような人と話したいと思えない私は異常なのでしょうか?

そんな姉と先日私の人生に関わることで大喧嘩をしてしまい、先述のような根本の性格の部分から責められました。
その際に、思い切って
「私は、家族という近しい人間だからこそ気を遣うべきだと思う。昔からずっと怖かった。別に絶縁したい訳じゃないのだからどうにかしたい」
という旨を伝えたのですが、
「お前に、私が父親から受けてきたようなことをしていたとしたらそれは謝るが、やはり他人にしている気遣いを家族にすることは出来ない。お前の問題にしか思えないから、一度病院に行った方がいい」
とのことでした。

私が受けていたのはモラハラの類として、怒ったり悲しんだりしてもいいのか、
それとも「すぐに否定されたと勘違いする私が悪い」からそんな権利はないのか、分かりません。
そして、(私目線では)傷つけてきたのは姉の方から病院を勧められることが悲しいです。

ただ、大喧嘩をする前はご飯に行ったり、私が時折我慢をして気を遣ってはいましたが、それなりに仲良くやっていたと思うので、その頃を思い出すとつらくなります。

最近姉がよく実家に帰ってくるので、家族がいる手前ぎこちない会話をするのがとても辛いですし、仲の悪い娘を見る母を思うと胸が痛いです。
今も姉と仲良くしたいかと聞かれると分かりませんが、それでも姉を見るたびよく分からない感情で涙が出ます。

取り留めのない内容で申し訳ありません。何か言葉をいただけると嬉しいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

怒ったり悲しんだりすることを否定する権利は誰にもありません

えりさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。

えりさん、すごいですよ。ご自身の状況を冷静に分析して、こうしてハスノハで相談してくださったこと、私はとても嬉しく思います。

私は、えりさんが「怒ったり悲しんだりしてもいいのか」という点について、誰にでも起こったり悲しんだりする権利があると思います。起こったり悲しんだりして、良いんですよ。そのことを否定する権利は誰にもありません。

また、お姉さんの言動について、えりさんの話を聞いて、端的に申しますと、私はDVに似ていると思います。

たまたま分かりやすかったので、舞鶴市のDVについてのサイトを紹介します。
https://www.city.maizuru.kyoto.jp/kurashi/0000002054.html

たとえば「パートナーとの関係で思い当たることはありませんか?」をご覧ください。

「パートナー」を「お姉さん」に置き換えて読んでみると、えりさんはどのように感じられますか?

また、その少し上に、「ハネムーン期」について書かれている場所があると思います。「加害者が被害者に優しくなる」ために、被害者自身が加害者から受けているものをDVだと認識することが困難になることがあります。

DVと言うと、配偶者間や親密なパートナー同士で起きることと思われがちな部分があります。このページでも残念ながらそうなっていますね。けれども、DVは親子や、兄弟、姉妹間などでも起きうることです。

難しいですね。地域の男女共同参画センターなどに相談したり、DVの支援団体でピア・サポートなどの形で、DVに理解があり、えりさんの話を聞いてくれる人を探すのは良いかも知れません。ただ…姉妹間のDVについて取り扱ってくれるかどうか、ともすれば、相談することでかえって、えりさんに嫌な思いをさせる可能性があるのではと思うと若干心配な部分もあります。

可能であれば、えりさんご自身がお姉さんと距離をとって生活できるよう、実家を出られたりするのも選択肢でしょうか。

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真宗大谷派僧侶。共に悩める場所を求めてこちらに参りました。
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質問者からのお礼

お返事遅くなりまして申し訳ございません。
お返事いただきありがとうございました。
読んでいて、思わず涙が出ました。とても救われた気持ちです。

仲の良かった頃を思い出すと言うのもそうですが、生きているうちに何回会えるかわからない両親に娘の不仲を見せるのが忍びなかったりで、心の揺れはありますが…
絶縁状態ではない程度でうまく付き合っていける方法を探したり、それでもなお傷つくならきっぱり距離を取ったり、模索してみようと思います。
同時に、御助言のおかげで、私の受けていたことはDVなのでは?と考えるようにもなりました。
然るべき機関に相談する機会も設けられるよう検討してみたいと思います。
本当にありがとうございました。

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