戦争のグロい写真や作品が観たくなる
私は小さい頃から家族に戦争の真実を知る為にと戦争作品を観させられていました。
怖くて何度もうなされたりしていました。
しかし、大人になってからも積極的に作品や写真などを観ていました。
私は戦争の歴史や偉い人の事より、市井の人々がどんな状況だったのかに興味があります。
家族で、当時の人々の気持ちを考えたり、自分だったらどうしたか?などを語り合っていました。
特に満州にいた人の話に強く関心があり、体験談を読んだり、当時の写真をみては、何故か胸が締め付けられるような懐かしさを感じていました。
また霊感か?
新幹線で知らずに戦場の跡地を通過した時に戦の映像が頭に浮かび、調べたら実際に戦地だったり。
寝ている時に頭上にB29が来て、機銃掃射をされる夢を見たので調べたら、空襲で焼け野原になっている地域だったり。
原爆ドームでは見られている感じと、真実を知って言って欲しいと言われた気がしました。
沖縄では戦地には行っていないものの、亡くなられた方をみたこともあります。
精神疾患で寝たきりになった時、凄惨な遺体の写真が頭に浮かんだり、亡くなった方が生きて動いている妄想に悩まされました。
それ以降はみないようにしていたのですが、いわゆる原爆の日や終戦記念日以外の時期、オールシーズン、戦争作品や写真などを観たくなり抑えられません。
最近では、よりグロテスクな物をみたいという最低な衝動にかられて苦しいです。
お坊さんにお聞きしたいのは4つです。
1.亡くなられた方の想いとは?
夫は自分だったら同情されたり、可哀想と思われたくないと言います。
ひとりひとり違うとは思いますが、無念だったり、平和が続くように願っているのではないでしょうか?
2.供養の仕方
今まで真実を知ること、気持ちを考える事が一番の供養だと思っていましたが、最近は資料館などに寄付もさせてもらっています。
他にできることはありますか?
3.グロテスクな物をみたい衝動は何故起きるのでしょうか?
後で思い出して怖くなるのだから抑えたいのに無理です。抑える為の心構えを教えてください。
医者では服薬以外の対処法がないみたいなので。
4.前世の記憶の可能性?
懐かしく感じたり、興味を持つのは前世でその当時に生きていたからでしょうか?
たくさん質問してすみません。
ご冥福と恒久平和を願う気持ちはあります。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
過ちを繰り返さず、戴いた命を大切に生きる
質問、拝読しました。
1.亡くなられた方の想いとは?
「不本意」に思っていると思います。それだけに、戦争を繰り返さないことが、残された者の責務だと思います。
必ず人生のエンデイングはやって来ます。しかし、国家や他者の都合で強制終了させられたことに納得している人はいないでしょう。「お国のために戦った」という形で美化されても、詭弁というしかない場合の方が多いでしょう。私の実母は東京大空襲を経験します。「思い出したくない。語りたくない。」と言ってました。
「東京大空襲の日に思う」
https://ameblo.jp/dorinji/entry-12510261578.html
2.供養の仕方
祈り続ける。学び続ける。伝え続ける。私も同様に勤めております。今後も共に励みましょう。
3.グロテスクな物をみたい衝動は何故起きるのでしょうか?
「怖いものみたさ」という感情を持っている人は多いと思います。如実知見という言葉がありますが、現実を正しい目で見つめ理解することの大切さを伝える言葉です。諸行無常という理(ことわり)を伝えるため、「九相図」という絵が残されています。諸行無常を伝えると共に、人間の弱さ人間の醜さを観ずることの大切さを伝える絵だと思います。自らの戒めとしていくことが大事だと思います。
4.前世の記憶の可能性?
視力・聴力・味覚・嗅覚には個人差が有ります。人並外れた能力を有する方も相当数居ます。ですから、「霊が見える」「先祖の声が聞こえる」方が居ても不思議では無いと思います。但し、職業的霊能者の多くは「見える」「聞こえる」を演じている可能性が高いと思います。凡人には正邪真偽を識別することが出来ません。
尚、「見える」「聞こえる」と思っている本人ですが、思い込みや精神病が原因となっているケースもあるようです。たんたんさんがどういうケースに当たるかについてはわかりかねます。
コメント拝読しました。
戦争を語り伝えるのは、なかなか難しいですね。でも、従軍された方の法要、夫が戦死した方の法要。そういう機会に戦争を伝承し、命と平和の大切さを考える機会にしましょう。と檀家さんにも語るよう努めております。
字数制限がありますので、十分にお答えすることは出来ません。改めて、質問をお寄せください。
私も祈ります
拝読させて頂きました。
あなたの思いを読ませて頂きました。私も幼い頃から戦争の話を聞きましたから今でも大変興味を持っていますし、戦争でお亡くなりになられた方を心を込めてご供養させて頂いています。8月15日正午は特に本堂にてお亡くなりになられた方々全てが心安らかになります様にと仏様にお願いしお祈りを捧げます。
宜しければあなたもどうか戦争でお亡くなりになられた方々が心から安らかになります様にと心を込めてご供養なさって下さい。あなたの思いや祈りは必ずお亡くなりになられた方々に届いていくでしょうからね。そして仏様は必ずお亡くなりになられた方々をお導きなさって下さり、先に往かれた方々がお亡くなりになられた方々を優しくお迎えになって下さいます。そして皆さんが心から安心して一切の迷いや苦しみや痛みからも救われて何の憂いもなくご成仏なさっていかれます。どうか安心なさって下さい。
ご質問の
1.亡くなられた方の想いとは?お亡くなりになられた方々の本当の思いが分からないですが、恐らく二度とあのような愚かな戦争をしないようにと願っているでしょう、そして生きる人々が二度とあのような苦しみにあわないようにと願って見守っているでしょう。それを私達は受け継いでいく役割があります。
2.供養の仕方は?先のも書いた通り、お亡くなりになられた方々が心から安らかに穏やかになります様にと心からお祈りなさることかと思います。それはいつでもです。
3.グロテスクな物をみたい衝動は何故起きるのでしょうか?あなたの心の奥底はわからないですが、人にはそういった心の衝動が存在します。あなただけではないと思います。
4.前世の記憶の可能性?というよりはあなたが幼い頃から親や周りの方々から言われてきたことが大きく影響していると思います。ですから現世の記憶が影響していると思います。
いずれにせよどうかこれからもお亡くなりになられた方々をいつでもどこでも心を込めて安らかになります様にとお祈りを捧げて下さいね。そしてお亡くなりになられた方々の意志を受け継いでいきましょう。つまりは一切あのような愚かな戦争をしないように心がけていきましょうね。そして誰もが安心して仲良く平和に暮らすことが出来る世の中であります様努力しましょう。私も心から祈っています。
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma様
ありがとうございます。
私も8月15日、8月6日、8月9日、3月10日には出来る限り黙祷をさせてもらってます。
私は東京大空襲がひどかった地域に産まれたのですが、祖父が生き延びたからかあまり恐怖を感じることがありませんでした。私が産まれる前に祖父が亡くなっていること、祖母は疎開していて体験していないことから生の証言を聞くことは残念ながら叶いませんでした。
知らないからこそ知る努力は大切ですよね。
これからも微力ながらお祈りさせていただきます。
吉田俊英様
ありがとうございます。
私の祖父は東京大空襲で、入院先の妹が心配になり病院に迎えに行った直後、焼夷弾が落ちたそうで「病院は狙わないというのは嘘だった」と言っていたそうです。
祖父は徴兵された時、満州に橋をかけに行ったそうですが、それ以降は徴兵されず地元に残っていられました。
東京大空襲も怖かったし大変だったでしょうが、幸い一族みな生き延びることができました。
そのおかげで私も生まれることができてありがたいです。
祖父は私が産まれる前に亡くなっているので生の声を聞くことは叶わず、母が聞いた話を又聞きした状態です。
祖母は疎開していたそうですが、田畑にいた牛や馬も機銃掃射で殺されて怖かったと母には言っていたそうです。私が高校生の時に祖母は亡くなっているので、話を聞くことができず残念です。
吉田俊英様のお母様のお話は語り継がれていってほしいです。
供養の仕方で学び続けると書いていただきましたが、実際にどんな事があったのかを知るだけでいいのでしょうか?
また伝え続けるのは誰にすればいいですか?
特番は家族では観ますが、夫は興味がないのであまり聞いてもらえません。
友達に1人だけ各地の資料館に行きたいと言っている人がいるのですが、私が結婚していてなかなか旅行に行くのも厳しいです。
先日、資料館に寄付をさせていただいたのですが、こういった形でもいいのでしょうか?資料館が存続すれば、多くの方に語り継がれていくのかなと。
霊感についてですが、私より兄の方が霊感が強く、幼い頃から色々な体験をしています。兄いわく、私は小さい頃から憑きやすい体質らしく、よく払ってもらっていました。
私が学校で足首だけの霊をみて慌てて帰った時、私が話すより前に兄に「お前は誰の足を連れてきたんだ」と言われた事もあります。
他にも兄妹で同じタイミングで同じ霊をみたことがあります。
私は今は精神疾患がありますが、病気になる前からこんな経験がいくつもあります。兄は健常者です。
霊感があると霊に頼られたりするのでしょうか?
心構えはありますか?
吉田俊英様
再びありがとうございます。
文字数制限が辛いです。
ブログもう一度読ませていただきました。
すごく共感しました。
私は学生時代に原爆ドームに行った時、不謹慎にも取り憑かれたらどうしようと怖がっていました。
ところが、ドームの中から無数の視線を感じると共に「なにがあったのか、ちゃんと知って欲しい。よく見ていって」とあたたかく迎えてもらった気がしました。
当時はいわゆる被曝人形もまだ展示されていて、その凄惨さに息をするのも忘れたほどです。
けれど、本当の事を知らなければいけないと思い、時間が許す限り見させてもらいました。
亡くなられた方の想いを少しは受け取れたのでしょうか。
サイパンに行った際は、バンザイクリフやラストコマンドスポットに行き、ご冥福を祈らせてもらいました。
沖縄に行った際、本当はひめゆりなどの資料館や戦跡に行きたかったのですが叶わず、ホテルで検索魔になっていました。
すると、亡くなられた方の霊が通り過ぎるのが見えました。
ちゃんと供養しに改めて沖縄に行きたいなと思っています。