不思議な事が起こりました
先日祖父が亡くなりました。
祖父は誤嚥性肺炎で入院し高齢であることもありもう治る見込みがないということで在宅で看取ると決め1ヶ月前に退院しました。
その間は家でずっと介護を行ってきました。
先生から「あと2、3日かもしれない」と言う宣告を何度も言われましたが中々逝かなかったことに対して正直「早く楽になってほしいな」「看ているこっちが辛いな」と思うこともありました。
しかし、いざ亡くなると様々な思い出が溢れてお葬式では涙が止まりませんでした。
私は孫の中でも一番近い存在で、喋れなくなっても私の話題を出すとニコリと大きく笑ったり、私が手を触ると目が見えないのに探してしっかりと握り返してくれたりしました。
私は最期看取ることはできませんでしたが、祖父は祖母に手を握られて実の娘に見守られながら眠るように穏やかに静かに息を引き取りました。
そしてお葬式が終わり火葬場で本当の最期のお別れの時に合掌をしている時に不思議な事が起こりました。
私の持っていた数珠が弾けたのです。その数珠は新しく壊れるような物ではありませんでした。
これは祖父が私に対する何かのメッセージだったのでしょうか?
偶然かもしれませんが今までこんな事はなかったので何かの運命を感じます。
母親はこのことに対し「おじいちゃんが、ありがとう行ってきますって言ったのかもね」と話していました。
それを聞いて私はますます涙が止まりませんでした。孫として出来た事は少なかったかもしれませんが祖父がこの先も安らかであることを祈るばかりです。
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以心伝心
そのような現象は、受け手の気持ち一つでいかようにも姿を変えます。
思うに、お母様も貴女も、心の中に仏様をお迎えする準備ができているのですね。
先達はいつの時代も後生を願い、その想いを次の世代へ託してきました。
近い将来、貴女が一人前の大人として「守るべき立場」に立った時、諸先輩方が一生懸命守ってきたもの、その大きさ、その責任の本当の重さ、そして家族を陰ながら包み込む深い愛に気付くでしょう。
もしかしたらその数珠を通して「がんばれ!」と励ましてくれたのかもしれません。
託された命を大事にして、かけがえのない今日を味わって、日々成長していってください。