息子が「死」を恐れる
ご無沙汰しております。よろしくお願いします。今中学生の息子が数日前から「死ぬの怖い?1億年後も俺の気持ちってあるの?嫌だな。何か胸がザワザワする。」と言って何も手につかなくなり終いには泣いてしまいます。どうやら話しを聞くと1億年後も自分の気持ちがこの世にあるのが嫌だ。死ぬと何処に行って気持ちはどうなるのか?と思うみたいです。今日は、吐き気までしていました。テレビでコロナに感染した人や死亡してる人の報道を見て怖くなったと話してくれました。誤魔化してはいけないと思い「まず、死ぬのが怖くない人はいないんだよ。皆死ぬのが怖いんだよ。そして、コロナという病気だけが死ぬ病気でもないんだよ。あなたが死んだらあなたはいなくなる。けど、あなたを忘れずにいる人の心の中にはあなたは生き続けるんだよ。」と話しました。
でも、また明日になると始まると思います。何度も何度も「死」について話すべきなんでしょうか?それとも、もう話さない方がいいんでしょうか?私の説明は間違っているでしょうか?教えていただけると助かります。「死」の事、死んだ時、死んだ後の自分の気持ちはどうなるのか、お願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一緒に考えてあげて欲しい
おはようございます。初めまして。過去の問答も、少し読ませていただきました。
ご子息が「死」について自分の考えや不安を話してくれたとのこと。まずは、そういう話ができる関係にいらっしゃる事が良いなぁ、と思いました。
そしてお尋ねについてです。「答えたい」と考えておいでのようですが、私だって経験したことはありませんから、「お経にはこう書いてあります。昔のお坊さんがこう言っていました」という話しかできません。「こうなる、と信じています。あなたは如何ですか」が関の山です。
ポイントは「答える」よりも、「共感すること」と「お母さんも分からないのよ」があるならば、それを素直にお話しすることではないかと思います。
問において、あなたは「説明」しようとしていますが、「私はこう」という意見を伝えてあげて欲しいのです。死については、貴方と同じ立場にいるよーそれが伝わると、安心に繋がるかもしれません。或いはー「他の人たちはどう考えてきたんだろうか」と、学んでいくキッカケになるかも知れません。貴女が応えきれなくてもよいのでは?
こんな大切なことを学校で教えないから
ほんとに困りますね。
学校で教えないことは、自分で調べるしかありません。しかも、学校で教えないからもう誰にも分かるはずないなんて絶望しないでください。死のこと、死後のことは、多少なりとも宗教に関わるので、学校で教えないだけです。
他のことと同様、世間にはいろいろ情報があふれています。一番確かなのは仏教のものだと思います。
アルボムッレ・スマナサーラ『死後はどうなるの?』角川文庫
とか
藤本晃『死ぬ覚悟できてますか?』誓教寺
https://seikyoji.jimdofree.com
とか
をまず読んでみてはいかがでしょうか。
質問者からのお礼
有り難いお言葉ありがとうございます。
とても参考になりました。そして、なるほどと勉強もさせていただきました。まずは、本を読み私が勉強し、そして共感し話し合ってみます。深いお言葉を心に入れて大切にさせていただきます。このような時期ですので、お体に気をつけてお過ごしください。ありがとうございました。