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ペットの死が受け入れられない

回答数回答 1
有り難し有り難し 6

大切な猫を亡くしました
長い闘病生活でした。嫌がっているのをわかっていて、毎日点滴をしました。投薬もしました。
もう針をさすところもないくらい、やせ細って、逃げる元気もなくて、私はそれなのに毎日捕まえて点滴しました。
もっと早く病院に行くべきだった、もっと早く病院を変えるべきだった、もっと沢山猫にしてあげれることがあった。
具合が悪いのに、頑張ってご飯を食べてくれました。がんばって水を飲んでくれました。無理しているのは見て分かりました。
でも、わたしは食べ物を口に入れ、水を飲ませました。
嫌がることをずっとしました。
ずっと一緒にいたいと思う私の勝手な気持ちからです
でも、いざ死期が見えてくると、私が仕事にいっている間に死んでいたら嫌だ。家にいる時にしてほしい、あと次の日が休みだったらいろいろ後続のことができると猫が死ぬことを想像してばかりいました。
その気持ちが伝わったのか、私がテレワークで家にいる日で、かつ次の日が休日で会社を休まず火葬できる日。今日しかない、という感じであっという間に死んでしまいました。
猫は、私が早く死んでほしいと思っていると感じたのだと思います
あまりにも自分が冷血だと感じました。

また、本日火葬がすみました。昨日の今日です。なのに猫の使っていたものを片付け始めている自分がいます。
そんな自分の行動が恐ろしい。まってましたとばかりに猫の為にそろえたものを処分しているんです。
自分の気持ちがわかりません。薄情な自分を見て、吐き気がします。自分が気持ちわるく思えて、本当に比喩ではなく吐き気がします。

なのに、しょっちゅう骨壺を抱っこしていたり、発作のように泣きわめいたり、何も考えてないのに涙がでてきたり。
喪失感がすごくて、いないことが受け入れられなくて、猫の痕跡を部屋から消しながら、現実を受け入れられなくて急に泣き出してしまいます。
矛盾した行動が気持ち悪いです。自分が何でこんな行動をしているのかわからないんです。

猫を火葬するときに手紙を入れました。
一緒に逝きたいと書きました。
猫が読めるかわかりませんが、一緒に逝きたいです。
私の唯一の心の支えだったんです。猫が大切です。
なにのこの軽薄さ、薄情さ。でも涙が止まらない。一緒にいたい。一緒に逝きたい。
私を置いていかないでください

誰か助けてください
誰か助けてください


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

その子を心込めてご供養なさって下さいね

拝読させて頂きました。
大切なものを亡くした時私達はどうしたらいいのか、どう受け止めたらいいのかわからなくなってしまうものです。あなたにとってその子の存在はとても大きくかけがえの無いものだったのですし、その子とのつながりはあなたにとって生きる支えだったのかと思います。

改めてその子を心からご供養申し上げます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ

その子は仏様に導かれて一切の痛みや苦しみからも救われて心穏やかになるでしょう。観音様や勢至菩薩に優しく迎えられて仏様のもとであなたのご先祖様にもあたたかく迎えられて心安らかになるでしょう。そして皆さんと一緒に清らかに円満にご成仏なさっていかれます。
その子は一切の憂いもなく円満にあなたのことをこれからも優しく見守っていて下さるでしょう。

その子は不思議なご縁であなたと出会いあなたと一緒にその人生を幸せに生き抜いていかれたのす。そして与えらた天寿をしっかりと全うして往かれたのです。

あなたのその悲しみや後悔や様々な迷いは消えることはないでしょう。どうか毎日その子に向き合い手を合わせてその子が安らかになります様心から祈りご供養なさって下さい。そしてあなたのその子への思いをありのままその子に心からお伝えなさって下さい。あなたのその思い全てをその子はあたたかく優しく受けとめて下さいます、そしてあなたに寄り添い優しくなぐさめて下さいます。

いつの日かあなたがその天寿を全うなさる時が参ります。その時には必ず仏様がお導き下さり、その子があなたの親しい方々やご先祖様を連れてあなたをお迎えになって下さいます。あなたはその子と再会なさりその子と喜び合い分かち合うことでしょう。そして共に一切の迷いや苦しみからも解放されて円満にご成仏なさるのです。

どうかこれからもその子とのご縁を大切になさって下さい。いつでもどこでもどんな状況にあってもその子はあなたを優しく見守っていて下さいます。

あなたがこれからもその子とのご縁を大切になさりながらこれからの未来を心豊かに皆さんと幸せに生き抜いていかれます様心よりその子に祈っています。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

Kousyo Kuuyo Azumaさま
前回の投稿に引き続き、私に手を差し伸べて下さってありがとうございます。
たかが猫です。周りには理解してもらえません。
でも、私には唯一の心の支えでした。今でもそうです。
もうこの世界に居たいと思える場所はなくなってしまいました。
早くこの人生が終わってほしいです。
早くお迎えに来てもらいたいです。
良いことであっても悪いことであっても、心が動くという事が疲れてしまいました。
Kousyo Kuuyo Azumaさまのお言葉で大切な猫がすこやかであるとわかって、ただそれだけが今の私の幸せな事です。

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