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今回も僧侶の先生方のご指導を賜りたく、お願い致します。先日も交際女性の連れ子に熱湯をかける虐待の事件がありました。大変痛ましい事件で、世の中の人々は皆さん「なんて酷い!」「可哀想でならない!」とネットでコメントしています。僕もそう思う一方で「ひょっとしたらこの子供は前世で、弱い者虐めをしたり虐待したりをしていたのではないのか?」とも思うのです。「三時の業」「善因善果悪因悪果」の法則に照らしてみると、そういう解釈も出来るのでは?とも思うのです。先生方に仏教的観点から、今回も含めた「幼児虐待」についてご指導をお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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「業」を語る上で、仏教には基本的なスタンスがある

こんにちは。

「仏教的観点から」すれば、「幼児虐待」は加害者側の「業」の問題です。
決して「幼児」の側の「業」の問題ではありません。

「業」は、あくまで自分の「業」を考えるべきです。
だれか、第三者の「業」を変わって考えてあげることはできません。
だから、仏教は他業他得ではなく、自業自得なのです。

ましてや「ひょっとしたらこの子供は前世で、弱い者虐めをしたり虐待したり」などの「業」が原因で「幼児虐待」が起きた、とは考えません。これは、いじめられる側にも原因があるという、誤ったものの見方につながってしまう恐れがあります。

「業」を語る上で、仏教には基本的なスタンスがあることをお伝えしました。

追記
この度は、ご丁寧にお気持ちをお運びくださり、誠にありがとうございました。
これからもご質問ありましたらお寄せください。
重ねてお礼申し上げます。

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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

先生、ご回答下さってありがとうございました。

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