hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

このような視点は・・・

回答数回答 1
有り難し有り難し 39

今回も僧侶の先生方のご指導を賜りたく、お願い致します。先日も交際女性の連れ子に熱湯をかける虐待の事件がありました。大変痛ましい事件で、世の中の人々は皆さん「なんて酷い!」「可哀想でならない!」とネットでコメントしています。僕もそう思う一方で「ひょっとしたらこの子供は前世で、弱い者虐めをしたり虐待したりをしていたのではないのか?」とも思うのです。「三時の業」「善因善果悪因悪果」の法則に照らしてみると、そういう解釈も出来るのでは?とも思うのです。先生方に仏教的観点から、今回も含めた「幼児虐待」についてご指導をお願いいたします。

2021年9月24日 8:07

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「業」を語る上で、仏教には基本的なスタンスがある

こんにちは。

「仏教的観点から」すれば、「幼児虐待」は加害者側の「業」の問題です。
決して「幼児」の側の「業」の問題ではありません。

「業」は、あくまで自分の「業」を考えるべきです。
だれか、第三者の「業」を変わって考えてあげることはできません。
だから、仏教は他業他得ではなく、自業自得なのです。

ましてや「ひょっとしたらこの子供は前世で、弱い者虐めをしたり虐待したり」などの「業」が原因で「幼児虐待」が起きた、とは考えません。これは、いじめられる側にも原因があるという、誤ったものの見方につながってしまう恐れがあります。

「業」を語る上で、仏教には基本的なスタンスがあることをお伝えしました。

追記
この度は、ご丁寧にお気持ちをお運びくださり、誠にありがとうございました。
これからもご質問ありましたらお寄せください。
重ねてお礼申し上げます。

2021年9月24日 8:21
{{count}}
有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

先生、ご回答下さってありがとうございました。

「因果応報」問答一覧

過去の過ちと因果応報への恐れ

過去の過ちから日々不安で押し潰されそうです。 一年前に下手をしたらクビになるようなことをしてしまいました。 私は最近因果応報という言葉を実感しており、それを強く確信する度に過去の過ちが広まり、自分に返ってくるのではないかと不安でいっぱいになります。 また、あろうことか ・その当時に口の軽い同僚2人に酔った勢いで話してしまった ・その行為を共に行った社外の相手と喧嘩別れをしている上に証拠写真を持たれている 以上の2点から会社にいつかバレる可能性が十分にあります。 今のところそういった脅迫や噂は立っていないのですが、何事も因果応報だと思い、いつか明るみに出るのではないかと毎日怯えています。 また、最近になって守りたい存在ができ、その為にも今の職を失うことはしたくないです。 そして、その存在のお陰で日々幸せを得ているのですが、いつか来るかもしれないしっぺ返しを恐れて幸せを素直に喜べません。 忘れた頃に因果応報がやってくるのではないかと思うと、忘れることも出来ません。 最近不安になると胃腸を痛めるようになってしまいました。 また、今ある幸せを感じられないことに辛さがあります。 今は昔のことを大いに反省し、誠実に生きることを心掛けています。 本題です。 罪を帳消しにしたいとは言いません。 いつか罰は下るだろうと常に考えています。 ですが、いつまでも続くこの不安から解放され、今ある幸せを心から感じてみたいのです。 こんな私はどう心がけ、考え、日々生きれば良いのでしょうか。 ※内容をかなりぼかしていてすみません。 この過去の行為は、人を傷つけたり、社会に迷惑をかけるような内容ではありませんが会社の規則に反した行為です。実際どうなるかはわかりませんが、注意とかでは済まないレベルではあると思います。 また、会社での立場は確実に無くなります。

有り難し有り難し 22
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ