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SNS上の誹謗中傷

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有り難し有り難し 4

SNS上で誹謗中傷されました。
私は何度かそういう被害を受けてきました。やれるだけのことはやりました。通報、法テラスを通じて弁護士さんに相談など…。
しかし相手の反応は「無視しましょう。」の一点張り。命の危険だったり、個人情報流出などの重大なことが起きなければ対応できないのでしょう。
※これを読んでる人の中で「じゃあ自分も通報されても大丈夫な範囲内で相手を傷付けよう!」と考えてる人はSNS使うのに向いてません。
嫌なことをズルズル引きずる性格だというのもあり、思い出しては黒い感情が大きくなります。
仏教言葉に「因果応報」というものがあるらしいですが、本当にそんなことが起きるのですか?本当に起きるとして、とあるSNS自体サービス終了していたり、Twitterでは、その人をブロックしたりして、確かめる術が無いから、結局モヤモヤが晴れないのですが…。

2024年7月20日 12:39

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

応援してくれる人に耳をかたむける

SNS上での誹謗中傷というのは、現代特有の悩ましい問題ですね。あなたが何度も被害に遭われ、様々な対策を試みられたことに、まずは敬意を表します。

結論から申し上げますと、私もまた「無視する」ことをお勧めいたします。しかし、それは単に目を背けるという意味ではありません。

人生の限られた時間を、いかに有意義に過ごすかが重要です。苦しみよりも喜びの多い人生を選ぶことが、自身の幸せにつながります。そのためには、誹謗中傷をシャットアウトし、ポジティブな方向に注力することが大切です。

SNSには良い面も悪い面もあります。悪意ある言葉に傷つくくらいなら、一時的にSNSを離れるのも一つの選択肢です。ただし、それよりも重要なのは、応援してくれる人々の声に耳を傾けることです。あなたの発信が誰かの心を動かし、役立つものであれば、自然と支持者は増えていくでしょう。

嫌なことを忘れるのは難しいものです。そんな時は、自分が夢中になれることに時間を使ってみてはいかがでしょうか。好きなこと、ハマっていることに注力することで、ネガティブな思考から逃れられるかもしれません。

最後に、因果応報についてお答えします。これは単純に「悪いことをすれば罰が当たる」という意味ではありません。むしろ、原因があって結果があるという、人生の流れを示す概念です。良い行いは良い結果を、悪い行いは悪い結果を生みやすいという程度に捉えていただければと思います。

重要なのは、他人の行動の結果を気にすることではなく、自分自身の行動に集中することです。あなたの貴重な時間を、ネガティブな感情に奪われることなく、自分がワクワクする方向に心を向けてください。そうすることで、人生全体がより明るい方向に向かっていくはずです。

この言葉があなたの心の支えとなり、前を向いて歩んでいく勇気になることを願っています。

合掌
蓮城院副住職 コウブン

2024年7月21日 11:10
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有り難し
おきもち

蓮城院というお寺の副住職。 主に坐禅をしたり、庭掃除をしたり。 ハスや...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。お礼が遅れてすみません。
「重要なのは、他人の行動の結果を気にすることではなく、自分自身の行動に集中すること」
これを覚えておこうと思います。

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