きょうだい児の方との向き合い方
こんにちは。
私は軽度の発達障害のある一人息子を育てています。
息子は一見、どこにでもいる普通の男の子に見えますが、集中力が切れると体がそわそわと動いてしまったり、発表や大勢の人のいる場所が苦手で発達障害の診断を受けました。
現在に至るまでで、周りの支援や息子自身がたくさん努力をしたおかげで楽しく学校に通えています。
ある日、自身のSNSで『今年は運動会に最後まで出れて嬉しかった』と呟きました。
息子はこれまでずっと運動会は見学してたのですが、初めて参加でき嬉しくて呟いてしまいました。
その呟きに対して、“きょうだい児”(兄弟に障がい者がいる方)と名乗る方から
「障害がある子供を可愛いとか微笑ましいと思えるのは親だけです、正直、クラスの他の親や周りの子はあんたの子供なんて大嫌いですよ。いくら幸せを感じようが、こういう意見は一生つきまとうということを覚えておいてください。産まなきゃ良かったのにね」と誹謗中傷を受けました。
前後にこれといった呟きはなかったので、恐らく憶測で息子が周りに迷惑をかけているのにも関わらず無理やり運動会に参加させたのだと勘違いをされたのかと思います。
言われた時は正直、落ち込みました。
息子は小さい頃から先生の手は煩わせてしまっていたと思います。友達だって仲良くはしてくれていますが、もしかしたら、落ち着きのない息子を見て迷惑だと思っていたかもしれません。
先生も周りの友達もよくしてくれていて、とても感謝をしていたけれど、全部幻想なんじゃないかとまで思ってしまうほど落ち込みました。
きょうだい児の方は、幼少期から障害者の兄弟を見て育っていて大変苦労されてる方々多く、障害者やその親を嫌っている方が多いのでそういう発言をされる方が多いです。
しかし、その後、同じ“きょうだい児“でも障害がある家族を大切に思う方からメッセージを頂き、落ち込んでいる気持ちは徐々に晴れて行きました。
ですが、私はそれ以来きょうだい児を名乗る方が苦手になってしまいました。
障害者だからといって一括りに人を嫌う人が嫌なのに、きょうだい児だとわかるだけで身構えてしまう自分が嫌です。
せっかく優しいメッセージをくれたきょうだい児の方にも申し訳ないです。
どうしたら、苦手が解消されるでしょうか。
アドバイスを頂けると嬉しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
免疫反応と同じ
自分を守るために反応する、免疫反応と同じなので、苦手なら苦手なままで良いと思いましょう。
実際には個人個人バラバラなので、きょうだい児だから必ずしもどうだとは決めつけられませんが、きょうだい児だからこそ感じている思い等がある可能性もあります。
「決めつけてはいけないが可能性は認識しておく方が安全」
という適当なバランスをあなたなりに微調整し続ければそれでOKではないでしょうか。
いずれにせよ、人はそれぞれの苦しみを抱えて生きています。
「この人にはこの人なりの苦しみがあるんだろうな」と慈悲の眼差しで見てあげましょう。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
免疫反応という言葉で罪悪感が薄まりました。人には人の苦しみがある、仰るとおりですね。
お互いを傷つけず距離を取って生きていけたらと思います。