自ら縁を切り、仲間外れにした後悔
回答 1
有り難し 12先日はご回答頂き、本当にありがとうございました。
あれから改めて過去の自分の行いを見つめ、考えるようになりました。
自分はどれだけの人に迷惑をかけ、傷つけてきたのかを痛感し、今更ながらとても後悔しています。
これは中学生のときの話なのですが、私と友人A、Bは何かにつけていつも一緒に行動していました。
最初のころは3人仲良くしていましたが、次第に私はAに対して苦手意識を持つようになりました。理由としては、Aが私に対して異常なほど依存・執着していたこと、楽しくなると場の空気を読まずに騒ぐこと、ノリがきつい(寒い)ことなどがありました。
あるときそのことをBに相談すると、Bも「私もそう思ってた！」とのこと。私とBは「2人ともAのことが苦手なら、これからは2人で過ごそう」と、ある時からAのことを一緒に避けるようになりました。仲間外れ、いじめだと思います。
大学生になり、ふとこのことが頭に浮かんだ時、自分はなんてひどいことをしてしまったのだろうという罪悪感でいっぱいになりました。なぜ当時は何も感じず、人の気持ちを踏みにじるようなことをしたのか…
当時付き合っていた人にも打ち明けました。全てを聞いた彼は「そういうのは中学生だったら良くあることだよ」と言いました。私はそれを聞き、「ああそうなんだ、そう言ってくれて良かった、許されたんだ」と安心してしまいました。今ではそのことも後悔しています。結局のところ、本当に反省しきれていませんでした。
私は昔から外面だけはよく、「優しいね」「いい子だね」と言われることが多かったです。それで、自分は優しくていい人間なんだと信じて疑わず、思い上がっていました。
しかし、思い返せば心無い言動で人を傷つけてばかりでした。
特にAに対しては、いくら苦手だったとはいえ一方的に仲間から外し、心に深い傷を負わせました。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今でもAのラインは持っています。謝罪したいのはもちろんですが、謝るのは自己満足でしかないとも感じます。
こんな人間の相談ですが、どうかお坊さまのご意見、ご指導を頂戴できたら幸いです。
どんな厳しいお言葉でも構いません。
よろしくお願いいたします。
・過去の失敗に囚われ、身動きが取れなくなってしまう ・八方美人になってしまう
お坊さんからの回答 1件
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自責ではなく自問していってくださいね
ねねねさんこんにちは。
後悔先に立たず、今まで犯したことを振り返ると悔やんでも悔やみきれませんよね。残念ながら人間というのは、そのような生き物なんです。過ちを犯すようにできているのだと私は思います。したがって、犯した罪を悔い、自らを責めてもそのような生き物だからどうしようもないんですね。だからこそ、自らの犯した罪に、ああ、自分はこんなことをしてしまったんだな、と素直にうなずく事が大切なのではないかと思います。そして、今を大切に生きていくことが私達にできる事だと思います。
中学生の頃、特に女性ともなるとやりとりは、非常に難しいものだと思います。性別的な事を申し上げるのはあまり好ましくないとは思いますが、男性である私には図りきれない配慮が必要なのでしょう。その中で結果仲間外しのような形になってしまったのでしょうね。確かに、3人組で1人を避けるというのは、好ましくないことですね。しかし、苦手だから距離を少しおくというのは方法としては間違ってないと思います。そのときに、相手を傷つけず自分の思いを伝える（アサーティブというものがあります）ことができていれば、一緒にいられたのかもしれませんね。
現在悩んでおられるのは、過去の事について謝罪すべきかですね。このことについて、私は、「これからあなたがAさんとどうしたいか？」が大事なのではないかと考えます。ねねねさんがおっしゃる通り、謝って終わりであれば、自己満足、自らの罪の清算で終わってしまうと思います。突然謝罪されても向こうも困るとは思いますが、謝るなら関係が再開することになると考えるほうがいいかもしれません。相手はそのことをとても気にしているかもしれませんし、今は全然気にされてないかもしれません。しかし、それをするならば、苦手だったAさんとつながり直すということです。今は大人になりましたから、多少変化はあると思いますが、つながり直すとまた別な悩みが起こるかもしれません。そのことも含めてよいというのであれば、お話しされるのもよろしいのではないでしょうか？
自分の苦手な人を切っていけばどこまでも切ることになります。けれども、つながり直しを選んだとき、また新たな学びがあるかもしれません。
周りの人の言葉で自分が作られることもあります。それもあなたの一面なのだと思います。けれども、それが全てではないのも事実なのだと思います。
質問者からのお礼
裕真様
前回に引き続きご回答頂き、ありがとうございます。親身に寄り添ったお言葉、非常に恐れ入ります。
過去を悔やみ、責めてもどうしようもない。そうですよね。まだまだ自分の犯した罪を受け入れられているつもりで、その実全くできていませんでした。
Aと距離を置く前にもっと自分の思いを伝えられていたら…私も、大人になった今だからこそそう思います。人間関係、ことさら友人同士であれば、互いの良い点だけでなく至らない点も見て、伝えてあげるべきだと。
Aに謝罪するか、お言葉を受けて改めて考えています。やはり一方的に謝るのは自己満足ですよね。きちんと謝るのであれば、Aと再び繋がって、それに付随した悩みも受け入れる気持ちができていなければ…と気づけました。突き放した側から連絡するというのは、やはりそれ相応の覚悟が必要ですよね。
Aも大人になりましたが、どのように変化したのか全く分からないぶん、正直なところ再び繋がるのには多少の恐怖もあります。
これからまた時間をかけて考え、自分なりの結論を出したいと思います。
お時間を割いてご回答して頂き、本当にありがとうございました。
