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兄に借金している事実が屈辱…

回答数回答 2
有り難し有り難し 11

都内の大学に通う大学生です。
年の離れた兄に入学金を借金している事実が屈辱的で悲しいです。
こんな私にお説教をお願いします。

彼がいなかったら大学へ進学できていなかったと思うので感謝はするべきだと思うのですが…。
これまでの彼を思うと素直に感謝が出来なくて、なんだか屈辱的です。

屈辱的だと感じるのには2つの理由があります。

まず1つ目は幼少期に性的なことをされたから。
中学生だった兄は、性に興味津々だったのか、幼稚園児だった私の胸やおしりを触ってきたことがありました。

本人は覚えていないのかもしれませんが、私は嫌な記憶としてずっと残っています。
また、両親にはこの事を知りません。

2つ目は理不尽な八つ当たりをされてきたから。
私が小学校高学年〜中学校3年生まで、兄から理不尽な八つ当たりをされてきました。
「俺は周りの人に思いやりを持って接しているよ。でもお前は違う。お前は思いやりなんて持ってないから人から嫌われるんだ」と、根拠の無いことを言われ、小一時間怒鳴られたり…、
リビングで寝ている兄の横で課題をやっていると、「俺が体調不良なの見ててわからないのか?!早く家事やれよ!」と言われ、2時間くらい怒鳴られたり…、

5年くらい些細なことで怒鳴られてきました。彼に怒鳴られることで頭が真っ白になり、手が痺れたこともありました。
おかげで男の人の怒鳴り声がトラウマで、今でも涙が出てきてしまいます。

しかし、彼もお金の余裕が出てきたのか、私が高校進学したのと同時に、それも無くなりました。でもずっと私の中に残っています。今でも許せません。
両親はそんな兄や私の気持ちを知らんぷりしています。

上記の理由から、私は兄を恨んでいます。
彼のおかげで自殺も殺意も芽生えました。

そんな兄から入学金を借金せざるを得ない事実が屈辱的なのです。

稼ぎの少ない両親からは「お兄ちゃんがいなかったら大学へ行けなかったんだよ!」と何回も言われるので、この本音は伝えられません。
屈辱だと思っちゃいけないんだ…と感じてしまい、すごく辛いです。

また、卒業と同時に兄とは縁を切るつもりでいました。しかし、借金返済まで関わらなきゃならないと思うと、もうしんどいです…。

こんな私にお説教をお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたは兄からお金を借りたのでは無く、親からお金を借りた、親は兄からお金を借りたことにしましょう。
少しは気楽になると思います。
お勉強と就活がんばってね。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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勉学に勤しみましょう!…それが一番です

 兄妹の関係ですね…うちも同じように兄妹の一男一女の子があります。既に二人とも成人していますし、共に離れて生活していますので、その関係性は正直に申して親でも分かりません。二人とも親から見れば大切な子供ですが、兄妹がお互いを本当に大切に思っているかと言えば、どうもそうでも無さそうです。
 あなたの御兄様に対するお気持ちお察し致します。幼少期に受けた心の傷も含めて、本当にお辛い思いをされてきたのですね…。
 また今あなたが大学の入学金を御兄様から借金をして工面なさったこと、ご心痛お察し致します。もちろん他からの援助が期待できず、必死になって奨学金に応募したり、また勤労学生になったり、そもそも経済的に苦しくて大学入学を諦めるお方もいらっしゃいますから一概には申せませんが、一般的には親御さんに出して頂く(借金としてでは無く)学生が多いでしょうから、あなたの置かれた状況はそういった恵まれた環境のお方と比較すればある意味で理不尽とも申せます。
 「親ガチャ」なんて言葉もあるようです。世の不合理を実感します。
 ただ、あなたはあなたの今居る環境で生きていくしかありません。今は…。
 でも、その状態はいつまでも続くことはありません。あなたは、今の束縛された?環境から飛び立つことが出来るのです。
 断っておきますが、飛び立つことは出来るけれど、それを実行するのはあなたです。飛び立つ準備、飛び立つ力は今のうちに蓄えておかなくてはなりません。
 つまりは今の大学生活で精一杯学ぶことが大切です。遊びは必要ありません…断言致します。大学は遊んで交友関係を広める場所ではありません。一昔前とは違うのです。最高学府なのです。必死に学んで下さい。その上で良き学友に恵まれればそれが最高で、自然なことです。
 そしていつかは御自身で収入を得られるようになり、それから御兄様に入学金を返済すれば良いのです。それ以降 御兄様との関係をどうするかはその時にあなたが決めて良いのです。しかしながらそのころには立派な社会人となっているあなたにとっては御兄様は大切なお方と感じられるかも知れません。心に余裕が生まれれば、人を許し、愛せるようになります。
 どうか、あなたは今は他のことを考えず、勉学に勤しんで下さい。勉学こそがあなたを成長させ、苦悩から離れさせます。…是非仏教も興味を持って学んで下さい。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。

三宅 聖章様
考え方を変えると心の持ちようも変化しますね。
勉強も就活も頑張っていきたいと思います。
この度は誠にありがとうございました!

小林 覚城様
涙が出ました。私はもしかすると、親や身近な誰かに「辛かったね」と言って欲しかったのかもしれません。「自分のこの気持ちは間違っていないんだ」と思いたかったのかもしれません。
恨むまでした兄からの借金は、今はとても苦しく、突然「死にたい」と感じることもありますが、社会人になってお金を稼ぐようになれば、やがてそれも経験の1つとして何かに繋がるのかもしれませんね。
それを信じて、今は勉強と就活に励んでいこうと思います。
今は、「兄への借金返済」を大きな目標として、今のうちから飛び立つ力を蓄えていきたいと強く感じることができました。
この度は誠にありがとうございました!

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