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臨月で死産しました

回答数回答 2
有り難し有り難し 21

今までずっと順調に、初めての妊婦生活を送っていました。先日、突然にお腹の中で息子が亡くなっていました。夜、寝る前まで胎動があったのに、起きたら動いていませんでした。

簡易的な検査や所見では原因不明。精密な検査をしてもらっていますが、それでも9割が原因不明とのこと。夫と相談して、原因が分かったとしても結果は聞かないことにしました。

それでもふとした時に自分を責めたり、どうしようもなく絶望的な気持ちになったり、涙が止まらなくなります。夫ともども悲しみに暮れ、これからどう生きていいのか、不安で仕方がありません。

必死で出産した子供は本当に可愛く、だからこそ悲しくてたまりません。時間が傷を癒すのを待つしかないのでしょうが、今の状況が辛くて辛くてどうしていいかわかりません。

2021年11月24日 1:57

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたのせいではありませんよ!

質問読ませていただきました。

大切なお腹のお子様を亡くされ、悲しみにくれておられるのですね。
心中お察しいたします。

さて、おそらく「みな」さんは自分を責めておられるのでしょう。「何か私の不注意があったのか?」「気づかないうちに大変なことをしてしまっていたのではないか?」と。色々なことを考え、お腹のお子様への申し訳なさから自分を追い詰めているのでしょう。

しかし、お腹のお子様を原因不明で亡くされる方は少なくありません。それに、質問から垣間見える「みな」さんの様子からすると、お腹のお子様を大切に慈しみ、とても大切に守ってこられたのではないですか?
それほど大切にしてこられたのですから、「みな」さんのせいで命を失ってしまったなんてことはないと思いますよ。

ですから、今は亡くなったお子様のために出来ることをしてあげましょう。この人にお願いしたいと思う信頼出来る僧侶にお願いしてしっかり供養してもらい、こまめに手を合わせてあげて下さい。
その供養の気持ちが仏様にも伝わり、必ず亡くなったお子様の苦しみから救い、成仏させてくれます。そして、それが「みな」さん自身の心も救っていってくれますよ。

また、辛いときは誰かに気持ちを吐き出すのもいいと思いますよ。誰かに聞いてもらうことで、少し楽になることもありますからね。

何か少しでも参考にして下さい。
不安でも追加の相談でも何でも良いので、必要ならばプロフィールを参照いただき、メールやZOOMの個別相談をご利用くださいね。

2021年11月24日 10:14
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みな 様

赤ちゃんのこと、お悔やみ申し上げますとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。

最近私は、豪田トモ監督の映画「うまれる」をDVDで鑑賞しました。
そのなかに、出産予定日にお子様を亡くされた方が出ていましまた。
最初は哀しくて悲しくてだったけど、「その子は、精一杯、自分の一生を全うしたんだ。・・その子が幸せだったはずだ」とご主人から言っていただいて、だんだん受け入れるようになったとありました。
みな様がそのままその言葉を、今受け入れることはできないかもしれませんが、
その子が、幸せだった、そしてご夫婦でこの悲しみを共感しあい、支えあって、
その子からのメッセージを受け取っていただけたらと思います。
きっとそれが、癒しになっていくでしょう。

映画「うまれる」のその人のインタビューシーンを下記に張り付けておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=7roDnDQFdmg

そして悲しい気持ちは信頼できる人にどんどん吐き出してください。
あなたが負い目を感じる必要はありません。
また、もし映画「うまれる」を見たい気持ちになられましたら
是非みてください。きっと みな様の癒しのお役に立てると思います。
合掌礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。ご縁がありましたら遠慮せず何なりとお話しください。お腹の中に宿った命が、今後もきっとあなたを良い方向に導くでしょう。再礼

2021年11月24日 10:49
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質問者からのお礼

藤川 誠海様
ご返信ありがとうございます。
何度もいただいたご返信を読みました。
「なんで」「どうして」と自分を責めてしまうことはまだまだあると思いますが、「あなたのせいではない」とおっしゃってくださり、少し気持ちが軽くなったような気がします。
また苦しくなったら気持ちを吐露させてください。
この度は本当にありがとうございました。

釋 孝修様
ご返信くださりありがとうございます。
今は正直これからどう生きていけばいいかもわからない状況ですが、夫婦ともども、悲しい気持ちや辛い気持ちは周囲に吐き出し、しばらくは甘えていこうと思います。
いつかこの傷が癒やされますように。
この度はありがとうございました。

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