借りを作った人たちに、私は何ができる?
いつもお世話になっております。少し思い出話をさせてください。
3年ほど前の今頃の話です。当時通所していたデーケアが合わず、
やけになって薬を過剰摂取してしまいました。保健士さんにそれを
告げたところ、夜、私の家に来てくれました。
救急車を呼んだのですが、それだけではなく、パトカー、ポンプ車、
近所の交番からもお巡りさんが駆け付け、騒然。私は警察車両を見るなり、
薬の案件ということもあり、
「私は逮捕されるのですか」
と騒いでしまいました。すると救急車の機関員さんが
「自傷行為は警察も来ることになってるの!」
と言います。理由は言わずもがなでしょう。
病院を探している間、もしかしたら私が暴れて殴りかかるかも
しれないのに、救急隊の隊長さんは他の隊員さんやお巡りさんを外に出し、
ヘルメットを脱いで私のそばにふたりきりになってずっと立っていて
くれました。表情から恐れは感じられませんでした。それどころか、
戻ってきた副隊長さんとお巡りさんに、和やかに私と話したことを告げて
談笑しています。薬を飲んだ後何をしていたのか聞かれ、これだけの物を
やけ食いした、と答えたのですが、
「よく食べたな~」
などと3人で笑っていました。
やけ食いが幸いしたか薬を吐き出していたため胃洗浄はせずに
済みました。病院を出る頃にはもう夜半だったのですが、会計の際に
後ろに知らない男性がいます。どなたかとお尋ねすると、黒革の手帳を
お開きになり、生活安全課の刑事だと名乗られました。お手帳を手に
取らせて頂くこともできました。あの金剛のようなエンブレムの輝きは、
今も忘れられません。
極めつけはこの後です。一人で帰れるかと尋ねられ、多分、と答えると、
「多分じゃ心配だなあ。ヨシ、乗ってけ!送るぞ」
そう言うと、私と保健師さんを覆面パトカーに乗せて下さったのです。
大事な警察車両、もしかしたら途中で別の現場に行け、と命令が下るかも
しれないのに。
警察や消防の方は、職務上財物を受け取っては下さいません。当時の
私は、愚かにも御礼状を書くこともしませんでした。
今、私にできる事は何でしょうか。毎日お祈りをしたり、折に触れれば
お巡りさんや消防士さんに労いの言葉をお掛けするようにはしていますが。
いつか、またお会いして、直接御礼申し上げたいものです。
発達障害があるが、他の患者が苦手、健常者さんに負担を強いる障害者が許せない、 医師の悪口を言う僧侶が許せない、選挙で体調崩す、医師を顎で使ったり「薬減らせ」とごねる患者に辟易 #薬は悪くない
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
相手に対する敬意
こんにちは。
そのような事があったのですね。市の職員は人事異動がありますので、その時お世話になった方がそのまま同じ部署で同じお仕事をしている可能性は低いと思います。
その時の保健師さんも、警察官も、救急隊の方も、お医者さんも、刑事さんも、あなたが安全に暮らせるように働いてくださいました。あなたのすべきことは、もう二度と薬の過剰摂取はしないことです。
また、あなたの身近な方、例えばあなたを支援して下さっている方やあなたの主治医の方も、その時お世話になった人たちと同様、あなたが安全で楽しく暮らせるように、日々一生懸命努力工夫をして働いています。あなたのすべきことは、そのような人々に対し敬意を表し信頼し接する事だと思います。
あなたの生命を大切になさって下さい
拝読させて頂きました。
あなたを沢山の方々が介護なさり見守って下さり救って下さったのですね。どうかそのご恩を心から感謝なさって下さいね。毎日可能な範囲にて救って下さったことを心の中でその方々にお礼をお伝えなさって下さいね。また必ず直接お会いする時も来るでしょう、その時は心から感謝のお気持ちをお伝えなさって下さいね。
そしてその救われたあなたの命を、かけがえのないあなたの人生を、これからのあなたの未来を大切に生きて頂きたいと思います。
あなたが命を長らえたことは奇跡的なことでもあるでしょうし、あなたをあまたの方々がいつも見守っていて下さる当然の結果なのかもしれません。
それはあなたが本当に大切な方であるからでしょうし、あなたの生命がかけがえのない尊いものであるからでしょう。
この一分一秒呼吸を繰り返す刹那刹那を生きることをどうか大切にお感じなさって下さいね。
あなたがこれからも多くの方々に見守られて毎日を心おおらかに豊かに、皆さんの命を大切になさって生き抜いていかれます様心より祈っています。
質問者からのお礼
【光禪 先生】
ご回答ありがとうございます。もう二度と、自傷行為はしません。
そして先生の仰る通り、これからも、これらの職種の方々には常に敬意
と感謝を持って接していきたいと思います。
そして、以後ご心配をかけることのないよう、健康管理の徹底と
感情のコントロール(怒りがすべてを壊すと思うので)に精進して
いきます。
【Kousyo Kuuyo Azuma 先生】
ご回答ありがとうございます。そう、あの時はお寿司を40貫と、
焼き鳥を10本と、デザートにゼリーを食べて吐いたのですが、
出たのは食べ物ではなく(食べ物だったら色がついているはず)
真っ白なものでした。これが薬でしょう。これは奇跡だと思います。
直接再会できる日…来てほしいです。どの職種の方々も凄まじい
ほどの記憶力をお持ちなので(同じ職種の別の方々は、扱った事は
忘れない、と仰っていました)、きっと私が名乗ったり、
「あの時の」と仄めかせば思い出して下さるでしょう。
感謝は忘れません。悪い事でもしない限り…。悪事に手を染めない
ためにも、お念仏と、「七仏通戒偈」を忘れないようにしたいと
思います。