定期的に見る虐待の夢の意味が知りたい
回答 1
有り難し 6私には定期的に見る夢があります。
それは「母親に虐待される夢」
私の腕を引っ張り引き摺り回し、何度も何度も殴られるという全く同じ内容の夢を子供の頃から定期的に見ます。
夢の中の私は５歳ぐらいの男の子。
見ず知らずの若い母親に「女の子が良かったのに！！」「男なんていらない！！」と繰り返し怒鳴られるんです。
実際の私は女で、両親や祖父母にそれはそれは愛されて育ちました。
もちろん理不尽に叱られたことも、殴られた事もありません。
だけど、子供の頃から今も尚その夢を見続けるんです。
それを友人に話すと「前世だったんじゃないの？」と言うのですが、前世なんて本当にあるのでしょうか？
しかし、その友人の話を聞いてから「前世」という言葉が妙に気になるようになりました。
母は1度男の子を妊娠したそうなのですが、性別が分かった頃に流産してしまったようなのです。
それから不妊に悩み、やっと私が生まれました。
父も母も「元気だったら男でも女でもいい」と思っていたらしいのですが、本心は家族全員女の子を望んでいたと言っていました。
そして私の家系は面白いほどに女ばかりです。
一度母は占い師に「子供が男の子だったら大変な目にあってた」と言われたそうなんです。
私の夢は何か関係していますか？
あれは私の前世なのでしょうか？
本当は男として生まれるはずだったけど、前世で「男なんていらない！」と言われたから女として生まれ直したのでしょうか。
それともただの夢ですか？
よろしくお願いいたします。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人のはじまりはすべて女性であります。
拝読させていただきました。
夢は不思議なものです。
かの心理学者のジークムント・フロイトは夢占いの発祥と称されるほどの偉人ですが、夢の中に前世が含まれているかも仏教では説きません。それは何故なのか？
それは「執着の対象」となるからです。
過去世は大切ですが、過去世を気にし過ぎることで、今が過去にとらわれてしまうからです。
不思議とは不可思議と仏教でいいます。
数字の単位でもあり簡易に記しましたサイトのURLを記しておきます。
http://iyakustat.info/category10/entry192.html
この不可思議とは私たち人間では分からない境域でも有りますが、その数の最高単位を無量大数といいます。
話しが逸れまして失礼しました。本題に戻ります。
世の中あるもの現象もすべて意味あるものと思考することはとても良いことです。
夢を見る虐待では『勧善懲悪』と捉えてもいいものでしょう。
私はよくお寺で紙芝居をします。子どもさんが多い時ですが、仏教では因果論をよく説きます。それは、原因がなければ結果は生まれないという絶対の法則をあるからです。
・善因善果
・悪因悪果
この二つに命は運ばれていきます。
良い(善)行いをすれば、良い結果が、悪い行いには悪い結果が巡り巡って、時間が経過しようとも訪れてきます。
この良い行いを心の根底にもつことで、悪い行いを制御する理性の働きをします。
自身の行い(業)が人生を左右させていきます。それはどこに左右させていくのか？
「すべて心に宿っていきます。」
仏教では運命というものはなく、命をどのように運ぶことを運命と称します。
人は起きている時も寝ている時も24時間、五蘊という意識が働き続けており、知らない記憶ではなく、見るもの触るものすべて心に宿っていき、知らずの間に「蔵」という心の根底にある倉庫に記憶が納められています。
過去に嫌な出来事を映画や漫画などでも同じであり、そこから脳裏は働き善悪を判別し想像を膨らませていきます。しかし、仏教では「妄想するなかれ」と説き、すべては執着の対象となるので、良いことに赴くことが良い倉庫(心)を創り上げていきます。
文字数に限りありますことから、すべては記せないですが、「女へんに、台と書いて始まり」です。家族のいう元気ならどちらでも良い。これは正しく、夢の知らせは悪心を起こさないため。
