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母のことが好き過ぎて

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31歳なのに母のことが好き過ぎて、親離れできない自分がこわいです。
わたしより先にこの世からいなくなってしまうことを考えると不安でこわくてつらいです。
いつも母を頼ってしまって、母といるのが楽で、一人暮らししていても週2回は実家に帰ってしまいます。
母といるのが楽で週末休みがあると母と過ごしてしまいます。
母がいつか病気してしまったり、死んでしまったらわたしはどうなるのかと不安でたまりません。こわいです。
これは依存ですか?
親離れしなければいけないことはわかっているのに、ついつい母といることを選んでしまいます。こうして生きているわたしはダメ人間でしょうか。でも母のいない日々がこわいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

好きなのか、甘えているのか

お母さまをお好きなのは素晴らしいことと存じます。
時間をできる限りお母様と共有するのも、親孝行と言えるでしょう。

しかし、好きであることと、甘えていることは似ているようで少し違います。
甘えている、というのは借金のようなもので、楽しい時、調子のいい時に膨らんだ負債が、一番しんどい時に支払いを迫られるのですね。

甘えることでお母様が喜ぶという側面もあるのかもしれません。
それが親孝行と思える時もあるのかもしれませんね。

ただ、“甘えるしかできない”のと、“相手が甘えてほしいときに甘える”のでは大きな差があります。

“いつまでも親子”というのも素敵ですが、“大人同士として付き合う中で親子の情がある”というのも素敵じゃないでしょうか?
大好きなお母様の別の一面を見ることができるかもしれませんし、いずれ来る辛さも軽減できる。
甘える以外のコミュニケーションを試してみてもよいのでは?

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有り難し
おきもち

日蓮宗の僧侶、啓誠(けいじょう)と申します。 修行に失敗し、一度は腐り切ったり、同僚とぶつかったり、挫折挫折の仏道人生を歩んでおります。 だからこそわかる、答えられることがきっとあると思ってHasunohaに戻ってまいりました。 精一杯、皆様のお役に立てるよう頑張ります。

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