生きるのがとても面倒です
とにもかくにも、何をするにも面倒なのです。
なぜ、生きなければならないのでしょうか?
生命活動を維持するためのありとあらゆる欲望が鬱陶しく感じます。
私は幸せ者で、浪人することなく大学に行かせてもらい、留年もせず、
就職し、役職ももらい、結婚し、子どもも一人生まれました。
しかしながら自分の意志でというわけではなく
他人に期待されるがままにこれまで生きてきました。
苦しんでいる方からすれば贅沢な悩みだと思います。
本能で「死にたくない」とは思っているのだとは思いますが、
「さっさと死んで面倒をすべて終わらせたい」という気持ちも本音ではあります。
親や妻、子どもが悲しむ、困るという考えもあるにはありますが、
本当はそんなことどうでもいいです。
どうにか楽に、シンプルに、手短に人生を消化する方法はございませんでしょうか?
死んでないだけ、という状況に嫌気がさしています。
よろしくお願い致します。
自分がない
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
今 幸せであることに気付いて下さい…。
ご相談内容にはこれと言って深刻なお悩みの原因が書かれていません。どうにも漠然としていらっしゃいますね。御自分でおっしゃっているように他者からすれば『贅沢な悩み』の部類なのかも知れません。
でも、今お辛いのは事実だと思います…悩みに「贅沢」も「贅沢でない」もありませんよね。「さっさと死んで面倒をすべて終わらせたい」という気持ちがおありということは深刻な問題だとおもいます。
心がお疲れになっていないでしょうか…その辺のことは書かれていないので分かりませんが、御自身ではその点をどう感じていらっしゃるでしょうか。
もしかすると、仕事や御家族など「欲する様々なものを手に入れた」(このような表現お許し下さい)ことで、次の目標を失っている状況ということも有り得ますね。
さらなる目標を立て、それに向かって邁進するのもありだと思います。
ただ、そうでなくても今の御自分が置かれている状況にしっかりと目を向けることは大切だと思います。
あなたの余り面白くない日常は、余り面白くないどころか「毎日ヘトヘトになるまで働いている」多くの方々によって支えられています。
そして、その際たるお方が妻君ではありませんか。子育てや家事などで毎日毎日疲れ果てている…それが為にあなたとの時間も取れない状態にあるということはありませんか。
どうか、御自身のお気持ちより、妻君のお気持ちに思いを致して下さい。お声掛けて下さい…労って下さい。
ご家庭内での会話を大切になさって下さい。
そして、家庭や会社での「面倒」こそが、「面倒を掛けられる、また逆に掛ける関係」こそが「幸せそのもの」であるのだと気付いて下さい。それらは永遠に存在するものではなく、変わっていき、また消えていく儚いものであることに思いを致して下さい。
どうか、今一度すぐ近くにある この上ない幸せに気付き、感謝をなさって下さい。
「幸せとはつかむものでは無く、今感じるべきもの」です。
あなた方御家族に、既に仏様の慈愛は降り注がれていますよ…。
ご自分の人生を歩みましょう
貴方の辛い胸の内、生きづらさを書いてくださいましてありがとうございます。
今の貴方は、今まで全て人のためを重視して来られて、人がつまり、ご両親や奥様やお子様が望むこと、周りが心地よいことを最優先に行動されて来たのですね。
おそらく自分の人生を自分が歩んでいるという実感が無いのではないでしょうか?
会社でも上司や同僚が望むことを最優先されて来たのでしょう。
私の推測ですが、おそらく、、、貴方はご自分の心を閉ざして生活をなさっているのかもしれません。
何故心を閉ざしてしまったのか…何かが過去や幼い頃にあったのかもしれませんね。
そして、ご自分が心を閉ざしてしまったことも忘れてしまったのかもしれません。
ご自分に対しても心を閉ざしているように感じます。
そして、その状態を当たり前のように生きて、、、おそらく砂を噛むような虚しい生活になってしまったのかもしれませんね。
自分の望みや生き甲斐が、心を閉ざしてしまった自分には見つけられないからです。
おそらくは、貴方の過去にあったであろう『何か』を貴方自身も見たくなくて、忘れてしまった可能性もあるのではないかと思います。
可能であれば、臨床心理士さんのおられる病院を探されて(心理療法士ではなく臨床心理士です)ご自分が安心出来る臨床心理士さんを探されて、腰を据えてカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか?
今の状況は、決して健康な状況では無いと私は思います。
他の人のためではなく、
ご自分の人生をご自分がしっかりと認識して、ご自分の気持ちを無視しないで、ご自分の幸せを認識できる心の状態になる事を祈っております。
合掌
質問者からのお礼
お忙しい中お答えいただきありがとうございます。
なんとなくですが、「いま」を見ることができていなかったのかもしれません。
「いま、幸せである」ということが感じられるようになれたらと思います。
相談できるような相手もおりませんでしたので、皆様に聞いていただき、お答えいただいただけでもすこし気持ちが軽くなりました。
また同じような思いになったとき、繰り返し読ませていただきます。
本当にありがとうございます。