亡くなった母に会いたい
先日もこちらでご相談させて頂いた者です。
最愛の母が亡くなってからもうすぐ3週間になります。葬儀のとき目の前で眠っている母を見て「あぁ本当に死んでしまったのか‥」と現実を突きつけられものの、やっぱりまだ実感がないというか、受け入れ切れてはいません。
でも亡くなる前や亡くなった直後は毎日のようにところ構わず泣いてしまっていたのですが、葬儀を済ませて忌引休暇を取って何とか無理矢理にでもと仕事に復帰したくらいから妙に落ち着いたような、麻痺しているような感覚があります。つらい悲しい苦しいと思う気持ちは引き続きあるものの、母がいてくれたらもっとこうだったのに‥などと思わないように割り切っていかなければという気持ちも出てきました。
母がいたときの幸せな日々を遠く感じるというか‥実際よりも長い時間が経ったような不思議な気分です。とても寂しいです。もしかしたら防衛本能でそう思っているのかもしれません。現実を直視したらつらすぎるので。
どこかで自分の親はきっとずっともっと長く生きるだろうという思い込みがありました。まだ60代後半でしたので。
母が亡くなった後はまるで自分の一部を失ったかのような喪失感があり、心が常に重たい気がします。前述したような、落ち着く時間が増えたものの、急に不安定になり子供たちの前でも突然涙を見せてしまいます。毎日お線香をあげて母に話しかけています。こんなに寂しがっていては母は成仏できないのでしょうか。
49日の法要を来月控えていますが、分骨して部屋にずっと置きたいと思っています。夫もそれでいいと言ってくれました。
母のことが大好きで、いないことが実感できず、気持ちがグルグルとしています。
絶望感、割り切り、逃避、など感情の起伏が激しくてコントロールができません。
人は死んだら先祖に会える、というのを心から信じていたい反面、死んだら無になるのでは‥と、ものすごく寂しい気持ちにもなります。
どうしても母に会いたいです。母は今も近くで見ていてくれているのでしょうか。あの世で先に逝ったご先祖様たちと会えたのでしょうか。
突然の死でしたので、話がしたいと強く願ってしまいます。またすぐに会えるような気さえしてしまいます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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今までの繋がりが これからの私を支えてくれる縁にもなっていく
前回の質問も読ませてもらいました。何日過ぎようと想いは溢れますね。大切な方だったのですものね。
死別の悲しみは、自分のこと以上に苦しいものですね。二度と会えないと思うからこそ、別れたくないという執着心(愛情)が押し寄せるのですよね。同時に、いつまでも悲しんでいてはと、亡き人にありがとうがいいたいときもあるでしょうね。
感情というのは、行きつ戻りつつします。期間というものはなく、別れを経験しながら生きていくというのは、それこそが苦しみでもありますね。
それだけに、今を この瞬間を大切に、今までの繋がりが これからの私を支えてくれる縁にもなっていきますよ。
人間のそんな心を知り尽くして、仏様はまた遇える世界(極楽浄土)を願ってくださっています。人間にはどうにもならんものを、信仰は支えてくださるのかもしれません。
私もたくさんの別れを重ねてきましたが、仏様のお救いに安心をいただいています。また必ず遇える日まで、手を合わせる生き方に支えられています。そうでなきゃ、立っていられなかったでしょう。
あなたが手を合わせる生き方の中で、亡き方の縁を結ぶことが出来るのですよ。どうぞ、お母さまの縁を大切な仏縁、また仏法を聴く法縁にしていっていただきたいわ。
そうしたら、また必ず、遇える日がありましょう。
私もこちらから、手を合わせます。
いつか、尊い仏縁をありがとうと言える日がきますように。
合掌
質問者からのお礼
中田様
温かいメッセージをありがとうございます。
また母に逢える日まで手を合わせていきます。
今はまだ本当につらく、精神的に不安定な日々が続きますが‥少しずつ少しずつ前に進みたいです。私も極楽浄土を信じたいと思います。
ありがとうございます。