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認知症の人は天国で私を思い出せますか?回答受付中

回答数回答 2
有り難し有り難し 1

 先日大大大好きだったおばあちゃんが亡くなりました。もともとアルツハイマーを患っていたんですが亡くなる3年前に施設に入ったくらいから特に症状が悪化し、亡くなる1年前くらいは私が誰か、自分が何者なのかもわからない状態でした。色々な思い出があって、たくさんの大切な人がいて、色々なことを考えて生きてきたはずなのに、旅立つときにそれを忘れてしまうなんてむごすぎます。
 覚悟はできていたつもりですが、もう二度とあの大切な時間が戻らなくて、あの声が聞けないと思うと辛くて耐えられません。
 生前はおしゃべりだったおばあちゃんですが、まだ私はおばあちゃんのお仏壇やお墓の前でたくさんお話をしたいです。その時おばあちゃんは私が誰だか分かってくれますか?そもそも私の声は届いてますか?

2026年1月15日 22:10
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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

その言葉は光のようにおばあさまの心に届いています。

はじめまして。僧侶の釋聴法と申します。
大好きだったおばあさまとの別れ、そして晩年のお姿を思い、胸が張り裂けるような思いでいらっしゃることでしょう。認知症という病は、残されたご家族にとって本当に残酷に見えるものです。しかし、僧侶として確信を持ってお伝えしたいことがあります。

まず、おばあさまは今、病の苦しみや「忘れてしまう」という脳や肉体の制約から完全に解放されています。仏様の世界では、生前の記憶も、あなたへの深い愛情も、すべてが曇りなく蘇っています。ですから、安心してください。あちらの世界のおばあさまは、あなたが最愛の孫であることを、はっきりと分かっていらっしゃいます。

そして、あなたの声は必ず届いています。特に、あなたが大切にされている「感謝の気持ち」は、生死の境を超えて一番強く響くものです。お仏壇やお墓の前で手を合わせ、「ありがとう」と語りかける時、その言葉は光のようにおばあさまの心に届いています。

今はもう、言葉が通じなかったあのもどかしい時間は終わりました。おばあさまは、かつてのように、いえ、それ以上に優しい眼差しで、あなたの話に耳を傾けてくださっています。どうかこれからは、悲しみだけでなく、たくさんの思い出話を届けてあげてください。


縁起寺 釋聴法

2026年1月16日 7:03
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有り難し
おきもち

真宗木辺派 縁起寺 衆徒 (僧侶/教師) 高等学校教師歴38年,理系,専門は電気工学・情報工学, 現在は真宗木辺派僧侶
お悩みの相談は全般的に対応します。(下記を参照して下さい) 相談時間は、月・木・金・土・日曜日は、8:00~20:00です。 火曜日と水曜日は18:00~20:00での対応となります。 翌日以降で、他の法務等がなければ、できるだけ迅速に対応させていただきます。 元高等学校教員ですので、将来の進路や転職に関する相談などにも対応いたします。 現在も非常勤講師を行っているため、少々対応にお時間をいただく場合もありますが、できるだけ早く対応できるように調整いたします。 ◆職場や学校での人間関係がうまくいかない ◆ストレスや不安で日々の生活に支障がある ◆無気力で、人生の目標を見出せない ◆卒業後の進路を決める事ができない ◆別れた交際相手の事を忘れる事ができない ◆家庭不和で毎日の生活が辛い ◆家族や大切な人を亡くして心の整理がつかない ◆何事も悪い方向に捉えてしまい、自己嫌悪に陥っている ◆ついつい他人に辛くあたってしまい、後悔を繰り返す ◆毎日充実した日々を送れるように、仏教の勉強がしたい など、上記はこれまでの相談の例(ハスノハ以外を含む)です。

神通力

文献では輪廻転生を禅定に考えますので、来世で新しい生命に転生します。
来世で人間の赤ちゃんになったり、天(神々)になったり、動物になるなど、一般的には前世の記憶はいったん忘れます。
ただし、特別な修行をして宿命通(しゅくみょうつう)という神通力をマスターすれば、前世の出来事を思い出せるとされます。
また、天眼通や天耳通という、離れた場所から見たり聞いたりする神通力もあります。
で、極楽浄土という世界に往生(転生)した場合は、誰でもこの神通力を与えられると経典に説かれています。
極楽浄土に往生する方法は、
南無阿弥陀仏、
なむあみだぶなむあみだぶ
と念仏(阿弥陀仏の名前を唱える)して、極楽浄土に往生したいと願うだけでよいと説かれています。
お通夜やお葬式で念仏を唱えて死者に聞かせるのも、死者が極楽浄土に往生できるように祈る意味があります。
ということで、
なむあみだぶなむあみだぶ
と念仏を唱えて、来世で神通力を得られるように願いましょう。
認知症の人でも、来世では新しい生命です。
現在の私達にも、前世には別の家族がいたかもしれませんね。

2026年1月16日 7:10
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

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