明るい未来があるのか不安です
ロシアが北方領土でミサイル演習をしたという情報など、不安になることが多くあります。
不安になるなら見なかったらいいと、そのような情報から離れようともするのですが、気になってしまい見てしまいます。
元から考えすぎたり不安になりすぎる所はあるのですが、現実に起こりそうで気持ちがしんどいです。
攻撃されて死ぬんじゃないかとかそのような考えが頭から離れません。それで死ぬなら、先に自分で苦しまずに死にたいと思います。でも死ぬのも怖いです。
私たちは何かいけないことをしましたか?
生きている心地がしません。怖いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
すこし、“うんち”の話をしましょう
現代日本という世界は、非常に“うんち”に縁遠い作りになっていますね。
生活をしている中で都会なんかだと、自分のものか、犬のものくらいしか見ることはありません。
ですが、日本では毎日ダンプカー1500台分のうんちは必ず生まれているのです。
なぜそんなにたくさんあるものがなかなか見えないのでしょうか?
それは、隠すために働いている人がいるからです。
トイレ、下水道、処理施設、道路、おむつなど、うんちを人目につく場所から遠ざけるため、たくさんの人が作り、維持しています。
そして、死もうんちと同じです。
日本では一日3280人が亡くなっています。
でも、その現場のほとんどは病院であり、道端で死体を見ることなどありません。
私たちが汚いもの、嫌なものと向き合わなくていいのは、そのように働いている方がいるからです。
そもそも、守ってもらえていたのです。
戦争もそうです。
日本には、自衛隊と言う、外国の悪意ある攻撃から私たちを守ってくれるために訓練してくれている人たちがいます。
外務省と言う、外国とケンカにならないように懸命に交渉してくれている人たちがいます。
貿易企業と言う、取引で利益を上げることで仲良くした方が得だと思わせてくれている人たちがいます。
確かに、目の前に現れた死は恐ろしい物でしょう。
しかし、そもそも恐ろしい物とは常に人間のそばにあり、あなたが守られていたことに、同時に気づいてください。
そして、その目の前の死がなぜ自分のところに来ないのか、誰が止めてくれているのか、しっかりと勉強してみてください。
だって、止めてくれている人は、あなたよりずっと死に近い場所で戦ってくれているのですから。