心穏やかになる言葉を知りたい
最近心がすさんでいるためか、荒々しい言葉を使ってしまいます。
これではいけないと穏やかな言葉を使おうと考えてみましたが、全くといってよい程浮かびません。心が穏やかになる言葉を教えていただけますでしょうか。
子どもの頃からイライラと怒りっぽいのですが、外には出せず溜め込んでいました。ここ2~3年冒険小説にハマり、出てくる荒い言葉を一人のときに口に出すとスッキリしました。「クソいまいましい」「ど畜生!」「死ね!」。。。
女性だから、下品だから、他人が不快になるからと決して口にしなかった言葉が新鮮でした。(小学生の様でお恥ずかしいです。)
ただ、日常的に口をついて荒い言葉が出てくると心もすさんでいく気がしました。
代わりに優しい言葉を使おうと思っても、上述の通りさっぱり浮かびません。
本当は荒々しい言葉がしっくりくる心持ちに問題があるのでしょうが、差し当たって穏やかになれる一言を知りたいです。僧侶の皆様のお知恵をお貸しくださいませ。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたに合わせた言葉を送りたい
こんにちは。
前回の質問も拝見しました。
ご「両親ともとにかく話が通じ」ず、「亡き父」は「DV」傾向があり、「存命中の母は過干渉で自分があがめられないとキレる」という背景があるようです。
あなたが、「荒い言葉を一人のときに口に出すとスッキリ」するというのは、そのような抑圧と言いたいことが言えなかったことへの反動とも見えます。私は「荒い言葉」を「一人のときに使う」事自体を否定する必要はないと思います。それは、あなたの心の素直な表現であり、あなたの現実の一部なのだから。
私は、私が思う「穏やかになれる一言」というよりも、あなたに合わせた言葉を送りたいです。相田みつをさんの詩です。
ぐちをこぼしたっていいがな
弱音を吐いたっていいがな
人間だもの
たまには涙をみせたっていいがな
生きているんだもの
「荒々しい言葉」を使うあなたも、「優しい言葉」を使いたいあなたも両方あなたです。「優しい言葉」を使いたい、そう思い始めている時点であなたは既に「優し」くなっている(なり始めている)のです。
「優しい言葉」、「穏やかになる言葉」は「言葉」だけを真似してもあまり意味がありません。その根底になる心が既にご自身の中にある、その事実をまず認識することが大切です。あとは、その心を表現する素晴らしい表現の数々(文章や詩など)に触れていけばよいと思いました。
質問者からのお礼
早速ご回答くださりありがとうございました。
拝読し終わらぬうちに涙がでてきました。「私に合わせた言葉」。普段隠していて無意識に無理をしているところに届いてしまい泣きました。
「荒い言葉を使うのも自分の現実の一部」。このお言葉にハッとしました。未だに白黒思考が抜けず苦しんでいることが多いのです。もう持病です。^^)。
釋様から頂いた相田みつをさんの言葉、まさに無意識に封じている事ばかりです。
様々な思いも全て自分の一部、(自分で決めつけた)都合の悪い思いを排除せず「ある」と認められると心が軽くなりますね。
まさか自分に優しさ(の種)があるとは驚き!でした。ならば優しさを育てていける可能性があるということです。まずは小手先のテクニックに囚われない方が良さそうですね。注意深く読書を重ねていこうと思います。
大変大きな気づきを下さりありがとうございました。
「相田みつを ザ・ベスト」を買ってみました。
教えていただかなければ一生読まず嫌いになるところでした。
新しい世界を開いてくださり、ありがとうございました。