不安が止まらない
次から次へと不安な考えが浮かんできて止まりません。
人に対して思ってもいないような失礼なことをしたり言ったりしてしまったのではないかと何度も繰り返し心配してしまうことがあります。
また、少しの出来事で人から悪く思われたのではないかと不安になることもあります。
中にはばかばかしく思うようなこともあり、不安はそうそう的中しないこともわかっているのですが、不安に思う気持ちが消えません。
何もないときにも無意識に不安の種を探しているみたいに、周りのいろんなものごとに不安を感じてしまいます。
こんな自分の心をどうしたら鎮めることができるでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
新しい景色を見るために今の悩みがあると思ってください。
拝読させていただきました。
人は誰しも習慣性をもちます。いわゆる癖というものですね。
何か起こる度に はなさん のように不安を習慣化されている方々も現実は少なくありません。
人間は、無意識にも練習をしていくことも持ち合わせているのです。
ポジティブ思考の練習をすればポジティブ思考へと鍛錬されていきます。またその真逆でも同じようにマイナス思考の練習をすればマイナス思考が鍛錬されていきます。
例えば、風邪を引いて「家庭の医学書」など調べていくと、どんどん死に近くなる病気のページへ飛んでいきます。
大切な思考性は、何か習慣となる思考が心象したときに、「これで終わり」と自分に言い聞かせることです。
いわゆる自身を納得させていく方法も必要となります。
「これでいいんだ」とケジメを心に言い聞かせることは、思考性を制御させてくれます。
人生は限られた時間の中を生きており、悩むためにこの世に生まれてきたのではありません。しかし悩むのが人間なのです。その人間は悩むから辛いとか、苦しいと捉える人が大半なのです。
そう苦悶する方向に、思考を赴くのではなく、「この悩みには何かしら意味がある。それも自分自身の人生にとって。」と考えて見たください。
悩みは誰もが嫌なのですが、悩みがあるから知恵も生まれるのが人間なのです。
状況は全然異なりますが、大昔に傘はありませんでした。しかし「雨に当たらず外出することはできないものか?」と、悩みがあることで傘を作ったのであって、世の中なにか足りないことは次々と悩みから新たな便利商品が世の中にでてきます。
ですから、今抱えている習慣化された癖もやがて楽になるための試練であり、出口のないトンネルはありません。
悩んだことから生まれた「不安」と向き合うのではなく、この悩みを生まないためにはどのような事を心掛ければ起こらないのかを考えてみてください。
世は絶対性の「原因と結果」の因果の法則で成り立っていることを受け止めてみてください。
合掌
一歩一歩、相手を理解しようと努力する
こんにちは。お悩みをお聞かせいただき、ありがとうございます。不安が止まらないというお気持ち、よく分かります。
まず、あなたの不安の正体について考えてみましょう。人に対して失礼なことをしたのではないか、悪く思われたのではないかという心配は、相手の反応が分からないことから生じています。つまり、不安の根源は「知らないこと」にあるのです。
この不安を和らげるためには、「知ること」と「経験すること」が大切です。具体的には、次の3点を意識しながらコミュニケーションを取ってみてください。
1. 相手の言葉をしっかりと聞く
2. 相手の表情、特に目線をよく観察する
3. 相手のリアクションから気持ちを推察する
これらを実践することで、相手の反応がより理解できるようになり、不安は徐々に軽減されていくでしょう。最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ練習していけば、きっと人との会話が楽しくなっていくはずです。
完全に不安をなくすことは難しいかもしれません。しかし、一歩一歩、相手を理解しようと努力することで、必ず心の平安に近づいていけます。
今日からでも、身近な人との会話で、この方法を少しずつ試してみてはいかがでしょうか。きっと、新しい発見があるはずです。頑張ってくださいね。何か質問があれば、いつでも聞いてください。
合掌
質問者からのお礼
お返事ありがとうございます。
「悩みには何かしら意味がある」という考えを今後大切にしていきたいと思います。