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有り難し有り難し 5

約1ヶ月の間に重ねがさねの質問となり、失礼致します。

以前、「ネットやSNSの書き込み・コメントで嫌な気持ちになる」という旨の質問をした者です。「そのような情報は受け流す」「自分の感情を客観視する」というアドバイスやお言葉を頂き、拙いながらもなんとか実践しようとしています。

しかし、先日「愚痴垢(ある作品や芸能人などへの愚痴を吐き出すアカウント)」を目にしてしまい、愚痴や悪口、他人を馬鹿にする言葉に不快感を抱きました。
そこでハスノハで頂いたアドバイス通り、それらの書き込みを受け流そうとしましたのですが、「愚痴垢なんてネットの吐き溜め」「こんな書き込みするとかどうかしてる」といったように、相手を見下すことによって、嫌な情報を受け取らないようにしてしまいました。

どんな人であれ誰かを見下すというのは気分が良くないですし、「あんな発言するなんて頭おかしい」という発想は、自分が嫌っている愚痴垢の書き込みと似たようなものでもあります。

人を見下してしまう気持ちも自分の心の中に留めて置く分にはあまり気にすることはないのでしょうか。また、愚痴や悪口といった良くない言葉に自分の心が引っ張られないようにするためにはどうしたら良いでしょうか。
今一度、嫌な情報を受け流すためのアドバイスを頂けたらと思います。

2025年3月24日 21:15

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

何だかわからないけれど

 こんばんは。そんな「王様の耳はロバの耳」の穴のような場所があるのですね。知りませんでした。
 そういった書き込みを私が見たとしたら…「何だかよく分からないけれど、ここで吐き出すより仕方なかったんだな」と観ます。それが見下しなのかは分かりません。「そんな所に頼らずに済んでいる自分は、周りのお陰でそうなっているんだろう。ありがたいこと」とは思うかも知れません。
 戦争とかの状況によっては、人殺しさえしてしまうかも知れないのが私たち人間です。「そこへ愚痴を書き込むことでスッキリするなら、いざという時はやろうかな」ぐらいは思うかも知れませんが、まぁ恐らく毒気に当てられるだろうから避けておこう。そんな態度はいかがでしょうか。

2025年3月24日 23:43
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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

悪言を受け取らず離れること

拝読させて頂きました。
あなたは他人が愚痴を書いているSNSの情報を目にして、そのようなことを書いている人のことを見下してしまう自分の心をどうなのだろうと思い悩んでいるのですね。その様な言葉に引っ張られないようにするにはどうすればいいのだろうと思っているのですね。詳細なあなたのことはわからないですけれども、あなたのそのお気持ちとてもわかる様に感じます。お気持ち心よりお察しします。
あなたがおっしゃる様にその様な愚痴や悪言がSNSでもそれ以外でも渦巻いているのが実情だと思います。そのような発言や態度を見ると本当に愚かなことだと感じます。私達の心の中にはやはりそういった悪意や悪言があると思います。自分の中にもそういう悪意や悪言はあります。
ですからできるだけそういう悪意や悪言を避けることはとても大切なのではないかと私は思います。世の中にどうしても蔓延してはいるかもしれませんが、自分自身はそういう悪意や悪言や悪業から離れてしっかりと距離を取ること、耳にしても受け流して受け取らないことは生きていく上でとても大事だと思います。
できるだけ離れて受け取れなければ自ずとそういうものも入ってきずらくなっていきますからね。
あなたがそのような悪意や悪言や悪業を受け取ることなく善き考えや言葉や行いを日々心掛けて心穏やかに健やかに生きることできますように、大切な方とのご縁に恵まれながら心おおらかに幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っております。そしてあなたを心より応援させ頂きます。
またあなたの思いやお考えをお聞かせ下さい、あなたを心よりお待ちしています。至心合掌

2025年3月25日 9:28
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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ