お位牌の置き場所について、ご相談します。
今までたくさんのご相談に、お言葉を頂いております。本当にありがとうございます。今回は、お位牌の置き場所についてご相談します。80歳を迎えた母親が施設でお世話二なっております。父は4年前に亡くなり、お位牌(法名軸)は母親の施設の部屋に一緒におります。ご先祖は、離れた生家におります。今すぐどうではありませんが、母親が亡くなった時に、お位牌を手元に置きたいのですが、一緒に住むパートナーの両親の仏壇(近くに実家があり、パートナーの仏壇は別にあり、弟が守ってます)ごあり、父が亡くなった時に、2つの違う家を置けない。と反対され、このときは母親の施設にお願いして、母親の部屋に一緒にいることが出来ましたが。母親が亡くなった場合をものすごく心配しています。離れた生家にご先祖様がいるので、可能ではありますが(ゆくゆくは手元に寄せたい)、亡くなってすぐは側にいたいので、自分の車の中、もしくは、近くのトランクルームを借りて。と考えています。このようなことは、やはり親不孝なのでしょうか。パートナーは考えもかたいし、離れた生家(父が残した家なので、帰れる範囲で仏壇にお花を供えています)に離れるのも辛く、せめて一緒にいたいと考えて、このような考えにいたっています。浄土真宗大谷派です。アドバイスよろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お念仏できる暮らしを大切に。それが何より大事な拠り所となる。
そうですね。大切なご先祖さまですから、おそばにと思うのは自然なことですね。
浄土真宗の法名軸や過去帳は、私たちにとって先祖の記録のようなものですのでね。見えるところに安置しなくても大丈夫ですよ。パートナーさんとの衝突を避けるなら、大切にしまっておかれても大丈夫です。ただ、南無阿弥陀仏のお念仏を大切にお過ごしいただきたいなと思います。なぜなら、阿弥陀さまのお救いにより、仏にしていただくのですから、頼っていただきたいのです。そして、あなたがお念仏なさるそばに、阿弥陀さまや亡き人がいつでも寄り添っていてくださいますよ。
法名軸.過去帳やご本尊(阿弥陀如来)を安置するのが難しいなら、阿弥陀さまのお印の入った お念珠や腕輪念珠を身につけるなど、お念仏できる暮らしを大切に。それでいいのです。それが何より大事な拠り所となりますよ。
追記。。。
コロナ禍により、会いたい人にすぐに会えない状況は、とても もどかしいですね。お母さまを気にかけ、手を握ったり、声をかけてあげたいことと思います。
私は施設訪問の際に、お手紙を添えたり、職員の方に読んでもらっています。
大切な時間。どんな形でも繋がっていたいですね。
お母さまのおそばに法名軸があるのなら、阿弥陀さまでちゃんと繋がっていますよ。阿弥陀さまのお救いは、亡くなってからの話ではなく、今ここに届いています。私たちは皆、願われた いのちを生きているのです。安心をより確かなものに。
なもあみだぶつ
質問者からのお礼
おはようございます。中田ご住職様。ご回答ありがとうございました。コロナ禍にて面会もできなく、この先このまま何かあった時、せめて最期を快く送ってあげたい。との不安の方が先走り、ぐるぐると悩んでいましたが、お話を聞いて落ち着きました。父が亡くなってから、初めて仏様に気持ちを持つことができるようになり、ご住職様のお話を伺い、ますます気持ちを寄り添うようにしたいと思います。改めて本当にありがとうございました。
中田ご住職様。追記メッセージありがとうございました。私たちは願われた命を生きている。こちらのお言葉に今の自分を救われました。うるさいくらいに声の大きかった母。声を出せなくなっています。不自由ながらも歩いていたし、よく笑いよく食べていた母。今は全くの寝たきりになってしまっていて。頭がはっきりしているからこそ、とてもつらいだろうと。私も辛く、生きている意味をといてました。願われた命を生きている。時々、楽になりたいのではと思ってしまう。自分を攻めます。阿弥陀さまがお守りいただけている。命最期まで、頑張ってもらい、私も一緒に最期まで生き抜こうと思います。心から感謝いたします。本当にありがとうございました。