夫婦両家の仏壇の取り扱いについて
私も妻も一人っ子でそれぞれ実家の仏壇を管理する立場なのですが、この度、妻の実家が空き家になったため、妻の実家で暮らすこととなりました。現在のところ夫である私の実家は両親が健在なため仏壇はそこにあるのですが、将来的に私の実家も空き家となった場合、空き家に仏壇を残しておくのも忍びないので、私たち夫婦が暮らす妻の実家へ夫である私の実家の仏壇を移すということは可能なのでしょうか?
その場合、一つの家に2つ仏壇があることになりますが、それは問題ないのでしょうか?
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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まったく問題ありませんよ。
拝読させていただきました。
同住所にご仏壇を安置されることに問題はありません。また両家の宗派が違っても問題ございません。
宗祖は違えども教理が違えども仏教の元はすべて釈迦であるからです。
仏教の本質を理解してもらえると納得しやすくなります。
・かたよらない
・こだわらない
・とらわれない
簡単に述べると、この3つです。
またこの3つを集約すると「偏執しないこと」となります。
いわゆる人は思想に基づいて生活をしています。その思想は先祖から受け継いできた善き教えを遵守していることが大半です。またその大半の教えというのは時代の風習や、幾度と変転する世の常を乗り越えてきた知恵が包含されています。
「温故知新」という ことわざ があるように、古きをたずね新しきを知る。
わたしたちは1から始まり2・3......と因果の連続の中に現在を生きています。
先祖を敬う気持ちを大切にすることが大事であります。
本当は、ブラック無糖さんご両親さんの意思を聞いて、やがてどのように供養されたいのかを話しする機会があればいいでしょう。しかし子を思う親の意思は裏腹に本音を言わず「葬儀は不要、供養も永代供養、合祀墓でいい。」という親心が優位する運びとなることが多いものです。
すでに奥様も両家のご仏壇を安置することに納得されているならば、その時期が訪れた時には一度、お性根抜き(撥遣供養)をされた上、移動後に遷座法要(開眼供養)をしてください。
私たちの生きている間は最後まで供養して上げ、「相互礼拝」の環境を継続してあげることも報恩感謝と報恩謝徳となり、仏様と成られたご先祖様たちは最後の最期まで見守り加護してくれています。
昨今での都会では、部屋の広さなどより安置できないこともあり
・コンパクト(ミニ仏壇)
・繰り出し位牌
・◯◯家先祖代々之霊位
など、色々なケースに対応して供養していく方も多くなってきています。
「こうでなければならない」
と、いう地域や風俗は偏執となりますので、ブラック無糖さんご夫妻様が一番供養していける環境を選択して上げてください。
とにかく両家のご仏壇を一つ屋根の下に安置することには問題はありません。
合掌
質問者からのお礼
ありがとうございます。
妻や、両家の親族とも相談し決めたいと思います。
大変助かりました。