たとえば人種特有のパーマやストレートや肌の色を誰かの願いで変えたり整形する必要があるでしょうか？ありません。
そういう哀しい生き方をしないでいただきたいというのが仏の教えです。この世に乳首鑑定師でもいるのでしょうか？それこそ差別問題になりましょう。体のパーツのカタチのどうこうで男女関係が変わるのであれば、それは貴女を愛しているのではなく単におっぱいマニアかビーチクマニアか変態フェチであって家庭的な男性とは言えないと思いませんか？
体のパーツ一つで愛せる愛せないが変わるならば人間、年を重ねれば老化も進みますし、それで愛されなくなるならばそれは本当の愛ではありません。まずはそこを疑いましょう。あなたもそういう男性と付き合って「いこう」とする依存気質こそ女性のかなしいとらわれとも見抜くべきでは？治療すべきはその依存気質やおかしな劣等感。「変えた方がいいのでは？」という不安な心理に誘引されてしまうそのか弱い心理を治療すればいいのです。別れを選択してもいいでしょう。
お寺の門には女性の乳房をかたどった乳鋲というものがあります。
実に多種多様な形をしておりますので乳鋲（ちびょう）で検索してみてください。
そもそも女性の乳房とは愛する人との間に授かったお子さんを育てるためのもの。
美の追求で病気になってしまったらお子さんもあなたも可哀そうです。
そのままの美、そのままの自然な姿を否定しなければならないその不純な思考回路こそ正すべきでしょう。
たとえば企業は儲かりさえすればいいので最近はニオイは罪！保湿しないのは罪！ちょっと前はアブラテカリは罪！と営利のために情報弱者を煽ります。
知らない人は顔をごしごしと洗剤＆タワシで洗う勢いで皮脂を落とす。当然皮脂が足りなくなるので保湿が必要。保湿剤を買う。永久のリピーターにされてしまう。
ニオイ恐怖も同じ仕組みです。臭いは罪！と香料たっぷりな潜在・柔軟剤でアレルギーすら増えています。美容・整形も同じです。ブサイクは罪！不格好は罪！というウソで女性たちを脅迫する。
コンプレックスを克服するには坐禅を深めてマイルール、自分意識を忘れ去ることです。容姿も気にならなくなります。人は脳で優先していることが「私」というアプリのような意識が作り出す幻想を優先しているだけです。今、足の裏や体のホクロを忘れていたでしょう？同じです。気にする意識を滅すべし。

丹下　覚元（たんげ　かくげん）

安穏寺 （天岑寺）

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