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仏説阿弥陀経

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私は浄土真宗大谷派の門徒ですが、亡き息子又先祖供養で毎朝毎夕お仏壇に手を合せ仏説阿弥陀経を唱えているのですが、時として仏説阿弥陀経を唱え続けていいのかそれとも他の経を唱えるべきか悩んでいます。

2022年8月1日 13:24

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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南無阿弥陀仏

ご相談拝読しました。ご子息のご命終に謹んでお悔やみ申し上げます。

ご供養のためにお勤めするお経についてお悩みのご質問ですね。ご門徒であるとのことですが、ご葬儀をお勤め頂いたご住職に相談するのが一番よろしいかと思います。月命日のお参りをお願いしているようでしたらその際にご相談を、そうでないならお願いして度々お話しする機会をもつのがよろしいかと思います。

さて、以下は私見ですが、お経はおつとめすることにより聞こえたり感じたりする響きの心地よさや、集中することによる心の安定も、目的としてもちろんよろしいものですが、なによりもそこに説かれている教えが大切です。

仏説阿弥陀経は、仏説無量寿経、仏説観無量寿経ともに浄土三部経として数えられます。どれも阿弥陀様の教えが説かれますが、きちんと阿弥陀様の本願(私たちを救いたいという願の内容)が説かれるのは仏説無量寿経です。しかしこれはお勤めするには長いのが現実的な問題としてあります。

そこで考えられるのが正信偈です。正信偈はお経ではありませんが、親鸞聖人が阿弥陀様の本願を受け止められたお心のエッセンスが説かれています。そして親鸞聖人の存在なしに私たちが阿弥陀様の本願に触れることは難しいとも思います。

そこで日々のお勤めでは正信偈を読みつつ教えに親しみ、ご住職に来て頂く際に仏説阿弥陀経や他のお経をお勤めしていただくというのも一案です。

ご参考まで。

2022年8月1日 15:41
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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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