猫と靴
いつも私の迷いに答えをいただいてありがとうございます。
今日は亡くなった弟が可愛がっていた猫についてです。
生前弟は保護施設から1匹の猫を引き取りました。それはそれは大切に育てていました。ごはんやおもちゃ、おしっこの世話など、母も私もびっくりするくらい猫をかわいがっていました。
弟亡き後、猫の世話は母がしています。
弟がいなくなってしまった玄関の前で弟の靴のにおいをかぎ、ドアノブをじっと見つめ、そのまましばらく玄関で弟を待っていたといいます。
ある日のこと、弟が履いていた靴を抱くように眠っていたと母から聞きました。
猫は弟を感じ、また、弟も猫を案じているのでは?と思います。
弟の仏壇にあるおりんの棒(名称がわからなくてすみません)がなくなりました。2回も。。。きっと猫がどこかに隠したのかもしれません。
猫も弟がいなくてさみしいと思います。
そんな姿を見ると愛おしさが増し、弟が愛していた猫を母も私も一層いとおしくなってしまいます。
おりんの棒もきっと弟が猫と遊んでいたのかも?と思ってしまいます。
こういう風に見えない力をポジティブに考えることは間違っていないでしょうか。答え合わせをお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
その子に弟さんが寄り添っているのですね
拝読させて頂きました。
あなたやお母様が弟さんを愛おしく思いその死を悲しまれる様に、その子もきっと弟さんがいなくなってしまったことをさみしがっているのでしょうね。その様な姿を目の当たりにするとその子のけなげな姿はとても愛おしく感じるでしょうし、悲しみもつのることでしょう。
お気持ちを心よりお察しします。
その子にとっても弟さんとのご縁はとても離れがたいものなのでしょうね、いつもいつもその子は弟さんの姿や声やあたたかさを求めているのでしょう。
その子の弟さんへの思いがその様なことにつながっているのでしょうね。いつもその子は弟さんのことを感じていたいのでしょう。
そしてきっと弟さんもその子のことを今も愛おしく思っているでしょうし、弟さんはその子のそばに寄り添っているのでしょうね。
弟さんは仏様に導かれご先祖様に優しく迎えられて一切の迷いや苦しみからも救われて心清らかに円満にご成仏なさっておられるのです。そして今もあなたやお母様やその子のことを片時も忘れることなくあたたかくお見守りなさっていて下さるのです。おそらくその子のことをいつめ心にかけているのでしょうからね。きっとその子はそんな弟さんの思いをいつも感じているのでしょう。
どうかこれからもその子を大切に養ってあげて下さいね。きっと弟さんもそう望んでいらっしゃるでしょう。
いつの日かその子やあなたやお母様がその天寿を全うなさる時にも必ず仏様がお導き下さり、弟さんがご先祖様をお連れになさって優しくお迎えなさって下さいます。
弟さんはその子やあなたやお母様にお会いなさって心から喜ばれるでしょうし、共に喜び分かち合うことでしょう。
弟さんとその子やあなたやお母様や皆様とのご縁はこれからもずっと永遠に続いていくのです。
その子やあなたやお母様がこれからも弟さんとのご縁を大切になさりながらこれからの未来をお互いに慈しみあい仲良く心から幸せに生き抜いていかれます様にと切に弟さんにお祈りさせて頂きます。至心合掌
弟さんはきっとその子や皆さんを穏やかに優しく見守っていますね。至心合掌
質問者からのお礼
心温まるお優しい教えをありがとうございました。
プリントアウトして、弟の写真の前に置きました。もちろん母にも読んでもらいました。
弟が安らかに、そして猫を思う気持ちもあるということに心癒されました。
優しい方にお答えいただき大変感謝しております。
弟がもう苦しみのない世界にいると思うと母も私も猫も安心です。
また頼ってしまうかもしれません。その時はどうぞよろしくお願いいたします。
この度はありがとうございました。