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彼を諦めて、一人で育てるしかないのか

回答数回答 2
有り難し有り難し 24

妊娠6ヶ月、授かり婚です。
彼とは昨年6月から交際し12月に妊娠発覚。一緒になろうと言ってくれた彼。
3月に入籍すると決め、両親に報告、承諾を得て順調に話が進んでいました。
しかし3月1日、入籍しようとしたところ、彼のお義母さんが、結婚は待ってくれ、子供は諦めろと急に言われてしまいました。
理由は昨年7月にスキルス胃がんが発覚し、余命1年と言われた(私も彼も知っていました)から、それまで待ってほしい。
待てないなら縁を切る、と言われました。
私は同棲もしていなく、一人暮らしのため、つわり期間は1人で乗り切り、これから楽しい妊婦生活、そして赤ちゃんに会えるのを待っていたため、納得はできません。
私の両親も不信感を抱いています。
彼は結婚したい、子供と一緒にいたい、でも許してもらえないなら結婚はできないと。
1ヶ月このやりとりをして、やっと4月の頭には籍を入れようと言ってくれました。それなのに、なかなか籍を入れてもらえません。
仕事も退職したため、保険証がなく困ってると伝えても、わかったからと。
彼を支えてあげたい気持ちもありますが、はっきりしてほしい気持ちが強くなってしまいます。
お義母さんの事を思うと、私は彼との結婚を諦めるしかないのでしょうか


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

生まれる命と、去りゆこうとする命

先に答えますと、私的には諦める必要はないと思います。

生まれる命と、去りゆこうとする命、どちらも尊い命。
ですがその間にいる旦那さんは、おそらくかなりのストレスを感じていることでしょう。
思わず現実逃避したくなっているのかもしれません。
あまりよくないことですけどね…

どんなに死と接している僧侶でも医者でも、
いざ自分の余命の短さがわかると動転します。
お義母さんもきっと普通の精神状態ではないのかもしれません。
子供(旦那)に、子(赤ちゃん)より自分に目を向けていて欲しいのではないでしょうか。
人は死に直面すると、赤ちゃんの頃のような要求をするんです。
あのお釈迦さまでさえも、亡くなる間際「水が飲みたい」と弟子に要求しました。
末期の水です。

タイミング的には色々と厳しく辛い一年になるかもしれません。
ですが、赤ちゃんを産めるのは、さこさん1人です。
結婚はいつでもできますが、出産はそうはいきません。
みんながみんな、きっと今はとても辛い。
でも、1年後には笑っていられることを願って踏ん張りましょう。

安産成就を心より願っています。

13
有り難し
おきもち

困っている人や悩んでいる人にとって、仏さまの教えが少しでも良薬となれることができればと思います。 そしてこの縁によって仏教の良さを知って頂けるととても嬉しいです。

ふたり(3人)の将来は、ふたり(3人)が決める事です。

お義母さんの事を考えすぎてしまう必要はありません。ただし、彼にとっては、たった一人の母親ですので、彼への配慮は少し必要になるかもしれません。

彼もツラい立場だと思います。たったひとりの母親が余命を宣告されており、方や新たな命が産まれようとしている。彼もあなたと同年代だとしたら、その若さで、相当のプレッシャーがかかっている事だと思います。

ただ、新しい命の事を、諦めろなんていう権利は、お義母さんにはありません。
彼とあなたとの結婚を止める権利も、お義母さんにはありません。
いくら、これから死にゆく人だとしても、それは理由にはなりません。
それらの事を決定できるのは、あなた方ふたり(3人)です。

それでも、私が彼の立場だったら、死にゆく母親に、どのように納得してもらうのか、思い悩むと思います。
反対されたまま、籍を入れてしまうと、ひょっとすると永久に許されないままの結婚生活になってしまうかもしれないからです。

保険証がないなど、生活にいろいろな支障をきたすかもしれませんが、彼も、人生の中でかなりの大変な状況になっている事は、理解してあげて欲しいのです。

可能なら、ふたり(3人)で、どのようにお義母さんに納得してもらうのかを考え、ふたり(3人)で説得できるといいですよね。
彼が今、この問題をひとりで抱え込み、ひとりで自分の母親を納得させようとしているのだ、と考えたら、「力になってあげたい」と思いませんか?

ふたり(3人)で、この状況を打破して、盤石の家庭を築いてください。
きっと、お義母さんも、その事を喜んでくださると思います。

11
有り難し
おきもち

浄土宗の佐山と申します。 浄土宗教師の資格を得たあと、10年間のサラリーマン生活ののちに、この羅漢寺にお世話になり、2014年に住職として晋山いたしました。 現在は、「ここより」というサイトの編集長を務めています。 まだまだ悩める道の途中ですが、少しでも皆さまの力となれるよう、がんばります。

質問者からのお礼

彼と共に、お義母さんを説得し、せめて子供の事だけでも喜んでもらえるように
まずは私が彼の力になります。
赤ちゃんだけはせめて笑顔の中にいれるよう母親に、なる準備をしていきます。
有り難いお言葉、ありがとうございます。

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