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コロナでの死、そうではない死

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有り難し有り難し 7

初めて投稿させて頂きます。
最近、生前親しくしていた叔父と叔母が続けて他界しました。

叔父は老衰で、叔母も老衰でしたがコロナに感染していたためコロナ死として扱われました。

叔父の時はお葬式があり最後にお顔を見ることが出来ましたが、叔母はコロナ死のため直葬になり顔を見ることなくお別れをしました。

叔母のお骨を拾いながら、生前親しくしてくれた時の思い出がよみがえり、コロナ感染の有無でこうも死への扱いが違うのかと憤りを感じると共に死というものの無常さを感じざるを得ませんでした。

叔父の死は納得して送り出せましたが、叔母の死をまだ受け入れられない自分がいます。
日々死に向き合っていらっしゃるお坊様に心の持ちようを教えて頂きたいです。どうぞよろしくお願いします。

2022年8月31日 12:35

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

叔父様叔母様とのご縁

拝読させて頂きました。
大切な叔母様がコロナ感染症によってお亡くなりになられて直葬となってしまい、未だあなたが叔母様の死を納得できないこと・受け入れられないことを読ませて頂きました。あなたがおっしゃる通り最後のお別れや見送りすることができずに悲しみ・くやしさそして理不尽さや憤りをお感じなさることももっともかと思います。
自分にとってかけがえのない方の死がどうしてこうも違ってしまうのかと思うとそう思ってしまうのもいなめませんよね。あなたのそのお気持ちを心よりお察しします。
あなたもご存知の通りコロナ感染症の大流行によって私達の世界は大混乱におちいってしまいました。冷静になって対応していくことを誰しもが忘れてしまったのです。最近では科学的根拠や医療の処置によってご遺体をビニールに包まれた状態で通夜葬儀そしてお別れして火葬することができる様になりました。仮想の域を出ないですけれども、お亡くなりになられた状態ではコロナウイルスは死滅していくのかもしれませんから何ら変わらずにお勤めしてお送りすることができる様になるかもしれません。
この様な私達のパニック状態の意識が余計に私達を分離してしまい大切な人とのお別れさえもできなくしてしまっているのかもしれません。

仏様は決して分け隔てなさることはありません。

叔父様も叔母様も心安らかになります様にと心からお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ

叔父様叔母様共に仏様に導かれ先に往かれた親しい方々やご先祖様が優しくお迎えなさって下さいます。叔父様叔母様共に心から安らかになり一切の迷いや苦しみや痛みやさみしさからも救われて心から穏やかに安心なさいます。仏様やご先祖様のもと心清らかに何の憂いもなく円満にご成仏なさっていかれます、そしてあなたや親しい方々をこれからも優しくお見守りなさって下さいます。

あなたのさみしさや悲しみは消えないでしょう、どうか叔父様叔母様に心から安らかにとご供養なさって下さい、そしてあなたの叔父様叔母様への思いを素直に心からお伝えなさって下さい。あなたのその思いは必ず叔父様叔母様に届き、あなたを受け止めて下さいます。
あなたはこれからもずっと叔父様叔母様やご先祖様に見守られながらお健やかに生きていくのです。どうかこれからもずっとそのご縁を大切になさって下さいね。

2022年8月31日 16:14
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脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

有難いお言葉を頂き、心が救われる思いでいっぱいです。

叔母の火葬は通常の時間には行われず、夜遅くに行われ、また待機する場所も火葬場の建物の中ではなく車で待機するという扱いでした。叔母の生前のことを思うと辛く、やりきれませんでした。

御仏様は決して分け隔てはなさらないとのこと、とても救われる思いです。
慈悲深い御仏様やご先祖様がいらっしゃる世界なら叔父と叔母が心穏やかにいられると感じます。
この度は有難いお言葉を頂き本当にありがとうございました。供養をし、ご縁を大切にしながら生きていきたいと思います。

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