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亡父の思い出を聞いてほしい回答受付中

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去年、父が亡くなりました。
当初、やはり後悔の念はありましたが、少しずつ、時間が薬となって、日常に戻ってきました。

でも、時々父の「はははは、ばーかー」という笑い声を思い出します。
この「はははは、ばーかー」は、私が迷子になった時や、失敗した時によく発せられるものでした。

幼い頃の私は、「人が困っている時に笑うなんて、ひどい親だ」と思ってましたが、本当はそうではなく、迷子になった私を見つけて安心した時の「はははは、ばーかー」なのだと今では思っています。

父の遺影は、河津桜を親子3人で見に行った時に、私の構えたカメラに笑って収まった時のものです。
「お父さん、こんな穏やかな顔して笑うかしら?」と、母は不思議がっていますが、あの顔こそ「はははは、ばーかー」の顔だったりします。

父は、私のいない部屋で大好きなパソコンをいじって一日過ごしているのではないか?

父が亡くなり、日常に帰ったあと、突飛ですがそんな事を考えついたりします。オカルトのように思われるかもしれませんが、そんなにおどろおどろしいものではなく、ただ、他の部屋で生活している…そんな風に思うのです。

そして、私が困った時にふわりと部屋から出てきて「はははは、ばーかー」と言うのではないかと。

2026年2月26日 23:36
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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お父さまのことを語るあなたの文章から、深い愛情と静かな時間の積み重ねが伝わってきます。

「はははは、ばーかー」というあの笑い声が、今もふと心に浮かぶ。その響きは、からかいではなく、迷子のあなたを見つけた瞬間の安堵と、無事でよかったという喜びの音だったのだと、今のあなたは分かっているのですね。

幼い頃には受け取れなかった意味が、時間を経てやわらかくほどけていく。その変化自体が、お父さまとの関係が今も続いている証のように思えます。

大切な人を亡くしたあと、日常が戻ることに戸惑いを覚える人は少なくありません。悲しみが薄れていくことを「忘れてしまう」ことのように感じて、罪悪感が混じることさえあります。

でも実際には、忘れているのではなく、心の中に新しい居場所を作り直しているのだと思います。あなたが「別の部屋でパソコンをいじっているのでは」と思うのも、心が受け止めやすい形で“存在を置き直す”自然な働きです。

仏教では、命は縁の中で形を変えて受け継がれると見ます。

肉体は失われても、関係は消えません。河津桜の下での写真、穏やかな笑顔、あの笑い声。それらは今もあなたの中で生きています。困ったときにふと聞こえる気がする「はははは、ばーかー」は、幻というより、あなたの内側に根づいたお父さまの想いだと思います。

もしよければ、遺影の前で一言だけでいいので話しかけてみてください。「今日、こんなことがあったよ」「あのときはありがとう」。言葉にならなければ、桜の写真を眺めるだけでも十分だと思います。

お父様との関係は、手を合わせるたびに整い直されます。

あなたの中の“別の部屋”にいるお父さまは、これからも困ったときにふわりと出てきて、照れくさそうに笑いながら、あなたを現実へ戻してくれるはずです。

そして、思い出が浮かぶたびに「まだ引きずっている」と責めないでください。それは未練ではなく、手を伸ばせば届きそうな距離に、ちゃんと温もりが残っているだ証です。

笑ってしまった日があってもいいし、泣き直す夜があってもいい。どちらも、お父さまと歩いたあなたの人生の続きです。どうか今日も、あなたのペースで。お父さまは、きっと笑って見守られていると思います。

ご自愛ください。

2026年2月27日 11:00
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有り難し
おきもち

広島の山あいで、今日も「なんまんだぶつ」とつぶやいています。 浄土真宗本願寺派の僧侶、ケンコウと申します。 日々の中には、言葉にならない思いや、誰にも言えないもやもやがあるものです。 そんな時こそ、仏さまの教えが、ふっと心に灯りをともしてくれることがあります。 この「はすのは」では、あなたの声に耳を傾けながら、一緒に“いま”を見つめ直す時間をつくっていきたいと思っています。 堅苦しくなく、あたたかく、時にゆるく。 どうぞ、あなたのお話、聞かせてくださいね。

質問者からのお礼

コメントいただき、ありがとうございます。
何となく「父が亡くなった」事と「存在として消滅した」事が頭の中で繋がらない感じがして、お話させていただきました。

遺影の笑っている父に話しかけて、親子関係を続けることが出来るのですね。
何かホッとしたような気持ちです。

長文に付き合っていただき、ありがとうございました。

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