実親に優しくできない
両親が年齢相応に衰え、いろいろな援助が必要になる場面が増えています。
感謝しなければならない存在で、支えるのも当然の事。ましてや、一人っ子。
頭では分かっています。
が、素直に行動できません。
全てが理由になるとは思いませんが、私から見た両親です。
・子供の頃から両親が2人で楽しそうにしている所を見た事がありません。
2人が一緒にいると、いつもいつ険悪になるかとビクビクしていました。
・母が強くでると、父は何も言えず、母の顔色、機嫌を伺って。それぞれが、相手のいない場で、不満を言っているのをいつも見てきました。
・母は 全てに対して、自分が把握し自分の納得する方法がとられないと嫌な人、父は表向き穏便を取り繕い後から影で不満を爆破させる。
・尊敬できるところを見つけることができません。
尊敬できるできないなど関係なく、
親 には何をおいても尽くさなければならないでしょうか。
未熟者にお言葉頂きたく、よろしくお願いします。
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気持ちの整理がつかないことを大切に。
おてんとさん お悩み拝読しました。ご両親との関係は、近しい分とても難しい問題だと思います。援助が必要に迫るとその難しさはより困難なものだろうとお察しします。
ご両親もそれぞれ一人ずつの人間ですので、性格があり長所短所がありますね。たまに「理想の夫婦」という方も見受けますが、そういった方にも表に出なくても、何かしらはあるのだろうと思います。楽しそうにしているところがないご両親でも、それなりの関係を築いてきたこと、それは当人同士にしかわからないことですので、お二人を尊重してあげてください。わからないはわからないままでいいのです。目の前でなくても良いので、お二人の幸せをお祈りして差し上げてください。ご両親は、自分の子供であるおてんとさんを、潜在的に愛し、幸せになることを祈っているだろうと思います。
人は一人では生きていけないもの。もし、歳を取っていくご両親のお手伝いができた時には、ご両親は言葉にしなくても感謝の念を抱くだろうと思います。目の前で手を貸してあげたいと思えるときは、スッと手を貸してあげてください。くれぐれもおてんとさんが疲れないよう、介護が必要な時はケアマネージャーに相談し、外のサービスを使いながら上手に過ごして頂きたいと思います。
感謝は無理になさらなくてもいいと思います。言葉にならないものはいっぱいあります。気持ちの整理がつかないこともいっぱいあります。そういうことと一緒に過ごしていくことが、大変でもあり大切なことだと思います。おてんとさんにお疲れが出ませんことをお祈りしております。
質問者からのお礼
慈正様
お言葉ありがとうございました。
受けとめて下さり、包まれているような感覚になりました。
言葉にならなくても、気持ちの整理がつかなくても、そういうものと一緒に過ごしていく事が大切。
そうなんですね。
大変だけど、それでいいのですね。
ありがとうございました。