価値観の違う祖母との関わりについて
週末から、軽症ですが家族全員がコロナを発症しました。
自宅待機期間があと4~5日ほど残っているにもかかわらず、昨日祖母が「出かけてくる」と言っていたので訳を聞くと、地元の交番から「(祖母の名前)の落とし物が届いているため交番まで取りに来てほしい」と電話があったようです。
以下、その後の大まかな会話です。
私「今は自宅待機期間だから行けないよ。4日後に一緒に取りに行こう」
祖母「いや、もう今から取りに行くと返事をしたんだから今から取りに行く」
私「でも、今行くと警察の人に移しちゃうよ。警察の人も落とし物をとっておいてくれるはずだから、私から警察の人に電話して事情を話すよ」
祖母「電話なんか絶対するな!〇〇(私の名前)なんかに(交番に行くことを)言わなきゃよかった。自分は菌など持っていないし人に移すなんてない」
私「いや、絶対陽性だよ!検査しにいく?(どうせ陽性なので検査していません)、今行くと人に移して、間接的に人を殺しちゃうかもよ、罪悪感ないの?」
祖母「検査なんかしない。別に他人に移したってかまわない。祖父も出歩いてるんだから大丈夫なんだ!」(どうやら祖父もコンビニなどに平気で行っていたようです)
私「最低だね」
その後、祖母は無理やり出かけて行きました。
今回、知りたくなかった祖母の新たな一面を見ましたが、祖母には今までの恩もあり、今後も当分一緒に暮らしていくため、あまり関係を悪くしたくありません。
祖母には祖母の見ている世界があり、祖母なりの「正義」(「イエ」の体裁を守ること?)で行動しているんだと思います。私の考える「正義」に則って祖母を「最低」と人格否定してしまったことは反省しています。
しかし、今はちょうどお彼岸で、お坊さんや、祖母とだけ連絡を取っている親戚が来てしまうかもしれません。私が「家庭内感染が起きているので来ないで」と電話しようと言うと、祖母は激しく「そんなこと絶対バラすな!」と言い、また喧嘩になってしまいます。
お坊さんには私から来ないようにこっそり連絡し、私が連絡先を知らない親戚が来てしまったら、祖母を裏切ってその場で状況をバラすべきでしょうか?
それとも、そのような行動は私の「正義」の押し付け/エゴ/偽善なのでしょうか?
価値観の違う祖母との今後の関わり方についてもアドバイスがあればお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
それぞれの考え方もあるでしょうからね
拝読させて頂きました。
コロナ感染症に感染なさって大変辛い状況ですよね、しかもその様なことになってしまって余計に大変なことになってしまいましたね。
祖父母様達との価値観の違いに苦しんであなたもとても辛い思いをなさっておられることでしょう。あなたのそのお気持ちを心よりお察しします。
感染症に関する考え方や姿勢や行動についてはそれぞれ個人によって違うかとも思います。
祖父母様達がその様にお考えなさるお気持ちもわからないわけではないです、とはいえやはり感染症ですから人にうつしてしまう様なことはできる限り避ける必要があると私も思います。
おそらく祖父母様は濃厚接触者でしょうし感染なさっておられる可能性が高いでしょうね。極力人に直接お会いなさることは避けることが求められてきます。
ですからあなたがなさったことや言われたことは正しいですよね。ただやはり受け入れられない人もいるということかと思います。
そのことだけて全ての人格を否定してしまうことはいかがかと思います。
ですからあなたもあまり感情的にならずに落ち着いて冷静に対応なさっていかれればよろしいのではないでしょうか。
それぞれ大切なご縁ですからね。
あなたがこれからもご家族皆様とのご縁を大切になさりながら心穏やかにお互いを尊重なさりながら幸せに生き抜いていかれます様にと心よりお祈り申し上げます。
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma様
ご回答いただきありがとうございます。
おっしゃる通り、価値観や考え方は人それぞれなのだと今回感じました。
「間接的に人を殺しても自分は罪悪感がない」と言い切った祖母の感覚はやはり私には理解できません。
一方で、祖母とは普段は一緒に遊びに出かけたり、一緒に料理したりと楽しく過ごすことも多く、祖母も私自身も、色々な面を持っているということなのだと思います。
このような価値観の齟齬はどんな人とも起こりうると思うので、今回から学んで、次は多少感情的になったとしても、せっかく「ご縁」のあった相手を思いやる気持ちを、心の底に強く持っておきたいです。
祖父母は来客にはいつも通りお茶やお菓子を出しマスクなしで接すると思うので、やはり気が咎める気もしますが、私から無理に来客に伝えたりはせずに、自由に祖父母に任せておこうと思います。
祖父母とは心理的にも適度な距離を取りつつ、まさに「心穏やかにお互いを尊重しながら」一緒に過ごしていけたらと思います。