因果応報
3回目のご相談となります。
よろしくお願い致します。
最近過去の自分が行ってきた行動を振り返り誰かに恨まれているのでは?と物凄く不安になります。自分が行ってきた行動なので仕方ないことなのですが因果応報が起こることがとても怖いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
因果応報は常におきています。
こんばんは。ご自身の行動を振り返って、「これは恨まれても仕方ないわ」と思えることがあるのでしょうか?「あの人を、このようにして、傷つけてしまった」という具体的なことが。そうであるなら…ビクビクしているより、謝るが吉です。
あるいは、「私が入試に受かったから、誰かが不合格になったはずだ。だからその人は私を恨んでいるに違いない」というものですか?「私は日本に生まれ、衣食住はそれなりに満たされている。世界中の人から見たら、きっと羨ましくて妬んでいる人だっているはずだ」といったものでしょうか。そうであるなら…抽象度が高い分解決は単純ではありませんが、解決にむかって努力することはできるでしょう。
そして「因果応報」とは「物事が起きるには原因がある」という意味ですので、「因果応報が起こる・起こらないというのは言葉の誤用です。原因がなく起きていることなど、ひとつもないのです。
ですから、私たちは慎重に行動しなければならないと思います。なるべく他人を傷つけないように。なるべく世界を傷つけないように。そして具体的な事例には具体的に対応する。もちろん、あなたができる限りでいいのです(求められるだけ対応する、ではありません。また自身の身を守ることも大切です)。
ただ、このパラグラフは慎重に読んでくださいね。「お金で解決」とか無茶な求めはキッパリと断っていいのですよ。