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母について。

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私の母は本当にいい人です。人を疑わない。天真爛漫、悪口を言わない、非常に面白い、おっちょこちょい、とっても料理上手。ざっとこんな人物です。
本当にいい人を絵に描いたような人です。
ですが、10年前に2度目の脳梗塞をやってしまってから、歩けなくなってしまいました。そして私のせいで(同居していたのに介護のストレスから親に手をかけた)老人ホームに行き、そこからコロナが流行りだし、誰とも会えず体調は悪くなってしまいました。少しはたてたのに、殆んど立てなくなってしまいました。そして炎症を起こし自力で排尿しにくくなり、バルーン(尿管につける管)を、つける状態になってしまいました。数年前に大腸ガンになりストマー(人工肛門)もつけています。コロナで2年ほど私や姉やその他誰とも会えなくなり会話が殆んど無くなり、少し認知症のようになってしまいました。大好きな大好きなお母さん。何でこんな事になってしまったんだろう。因果応報、すべての事に理由があると言うなら、一体あの人が何をしたというのだろう?何で何の取り柄もない自分がいたって健康で、あんなにいい人が何であんな目に合わなきゃならないんだろう。もう以前のように元気にはなれないだろう。悪人だって病気もせず毎日楽しく生きてる輩もいるだろうに、本当に人生って不平等ですね。

2022年10月12日 22:49

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人生は失うばかりではない。お母さまの生き方から学んでいこう。

お母さまのこと、心配ですね。
何より、何もしてやれない自分が情けない気持ちなのではないでしょうか。

今この瞬間を切り取って、そこを比べて不平等と言ってしまう見方もありますね。しかし、全ての人がいろんな状況に置かれていますし、それは常に変化していく。この世は、そんな世界。得るものもあれば、手放すものも出てくるのです。
生老病死を思うと、皆平等に与えられているものです。

お母さまも変化していかれます。何でこんなことにと考えてしまいますが、病もコロナ禍の社会情勢も、その変化の中で一番の最善方法を選択しながら、今があることと思いますよ。こんな気持ちになるなら、どんなことをしてでも、私の人生を後回しにして、母のためだけに、この身を尽くして、退院させて在宅医療・在宅介護…そんなことも出来ないですものね。
そうすれば、お母さまより、悪人は苦しんでいない、不平等という思いになるのでしょうが。やはり、そんなことを言ったところで、どうしようもない現状であるからこそ、悔しくて嘆いてしまうのですよね。

お母さまの素晴らしいお人柄をみてこられたのです。あなたは、その方の娘です。そうして育てられたのです。お母さまのように、あなたも生きていきませんか。お母さまの生き方を継承なさってください。人生は、失うばかりでもありません。お母さまから学ばせていただいたことを、引き継ぎ 残していけるのは、それを見てきた人だけです。

2022年10月13日 14:50
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有り難し
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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

お返事ありがとうございました。気がついていたのですが最近忙しくお礼が遅くなってしまいました。母の事を思うと何でこの人がこんな目にと思うのと、どうにか助けてあげたいとばかり思ってしまいます。
確かに物事の一部だけを切り取れば自分等家族だけひどい目に合ってると思ってしまう。だけど皆それぞれ何か抱えて生きていますよね。医学は日々進歩していていつか高齢の母も元気になれるのではと期待してしまう。でももしそうならないとしても、あんなに優しい人の子供に生まれた自分は幸せ者なのだと思います。今でも本当に辛いときいっそのこと死のうかと思うこともありますが(思うだけです。自殺は誓ってしないです)何かあったとき母のことを思い出します。そしてあの人のような生き方をして回りの人に優しく接します。どうか母と姉に神仏の加護がありますように。今回お礼が遅くなり本当にすみませんでした。また今後とも宜しくお願いします。

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