娘と家事を楽しみたい
長文すみません。
私の母は、心を患い、私が育ち盛りの頃は寝たきりの状態でした。
今で言うヤングケアラーでしたが、決して家事が得意ではなく、大の苦手でした。それこそ「片付けられない」悩み、コンプレックスでADHDだとも言われました。
私は小さい頃から、温かい家庭や理想の母親像に憧れ、料理や家事の本・雑誌等を読むことは楽しみでした。
ただ、不器用で集中力がなく、実践がなかなかできないことで、家の中にいることが段々と苦痛になり、妻としても母としても申し訳無い気持ちでいっぱいです。
反面、外で働くことは苦にならず、毎日のように仕事に出掛けて副業を複数こなすなど、極端な面を持て余しています。
働くこともできず社会のお世話になりっぱなしの母でしたが、先日彼岸へ旅立ち、今は母には感謝して笑顔の遺影に毎日手を合わせ、母がかつて同い年のころ床に伏していた分、私は外で働いてお金を稼いでいます。
いただいたお給料の殆どは、生活費に充てています。生活は決して貧しくはなく、裕福でもない家庭だと思います。
何不自由なく仕事をして、何不自由なく買い物できることに、感謝しています。
長くなりましたが、ここからが悩みの相談です。
家ではあまり家事をしない私の姿に、娘も同じようにだらしなく育っていることが、悩ましく心配です。
掃除や洗濯、茶碗の洗い物など、中高生ともなればできるはずの家事も、なかなか好きなことに時間を費やしてばかり、本人の生活習慣・意識のうちにはない様子です。
結果、山積みの家事を前に嫌な気持ちで、夜中や朝の出発前に焦りながら洗濯諸々追い立てられるように片付けるか、どうしても間に合わなければお詫びして夫に頼んでいます。
夫は体が弱いのですが、気持ちは協力的です。
汚い家の方から見ればキレイな家、キレイな家の方から見ればごちゃごちゃした家で、キレイ好きの夫からしたら、何度も喧嘩してきましたが今ではかなり、理解してくれていることに頭が上がりません。
勉強や諸々を言い訳にせず、娘にも家事を少しは分担してほしい、と思うのですが、上手な託し方はありますか。
また、お互い家事をネガティブに捉え、面倒なことと意識してしまい、後ろ倒し・他人頼りにしている状態ですが、むしろ母娘一緒に楽しく進めて明るい雰囲気の家庭にできるような、習慣を変える良い方法はありますか。
よろしくお願いします。合掌
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実際に本人に作ってもらう
人にものをお願いする時は「悪いんだけど」「ほんとに申し訳ないんだけど」と
低姿勢に。怒らず、感じよく、笑顔で。
「…チョット悪いんだけど、後で病院に付き合ってもらえないかしら、それか、ちょっと手伝ってほしい…。(どしたの?)関節痛で手が上がらなくて…、うまく動かなくて、ここにある素材で、クックパッドのこれを見て作ってくれないかしら…、簡単だから。」などとBという理由を立ててAという本道を歩ませる大作戦が良いでしょう。
❝あなたの為を思って❞ ❝将来ダンナ様から愛されワイフになれるように❞
❝これ覚えておくと男子の胃袋つかめるわよ♡❞
プライドの高いお子さんであれば、そこを🍢つんつんしながら。
法華経にも方便をもって火事から子供を救出するような話があります。
現代風に喩えると家が火事なのですが、子供たちがネット遊びに夢中で出てきてくれません。一刻を争うので親はウソをついて最初に出てきたら最新のゲーム機器をプレゼントしてあげるというと子供はマッハで飛び出してきました。
方便を用いて愛する我が子を今後困らないように教導するのが親の愛であり智慧・慈悲心というものです。
そのゲームとはそれをやれば必ず効果が得られるという仏道修行。
料理は本人が経験を積まないとなかなかできないものです。
私も精進料理所担当部署の典座寮に長く居ましたが、当時、なかなか揚げ物をあげる機会が無く、揚げ物マスターになったのは最近のことでした。
そこで、おすすめレシピを一つ。
まず、ジャガイモを洗います。皮はそのまま。
端っこを薄く切って切ったところを一番下にペタン。安定します。そこでココスのポテトぐらいの薄さ(3~5ミリ)にスライスします。今度はそれを重ねて同じくココスのポテトぐらいにスライスして「細いポテト」状にします。それを安いビニール袋に入れ、片栗粉・米粉を入れてシェイクします。それを油でごんぎつね色になるまで上げます。170度ぐらい。
そこに塩と山椒の粉をもこみちの高さで振りかけます。
米粉を振ってあげることで揚げせんべいと同じしばらくカリカリ感が持続します。
これがカリカリ感とお孫さんが出来ても持続可能なポテトフライです。👼
つづいては、カバでもできる何でもヘルシー天ぷらです。うどん粉に米粉少々、水加減はシャビシャビ以上ドゥビドゥビ未満。そこに素材一口サイズでドボンで油(文字の関係上略)
質問者からのお礼
丹下覚元さま、早速のご回答ありがとうございました!
方便、なんて素敵なお言葉でしょう。まさに「巧みな手段」ですね!
おっしゃるとおり、最近娘は時々自分のお弁当に卵焼きを作るのですが、連日真っ黒こげの失敗を繰り返しています。(もちろん責めません!ひそかに心の中でぁぁぁと彼女を憐れんでは、数日後、黄色い焼き色の母手作りの卵焼きスペシャルをお弁当にひそませます)
小さいうちからお手伝いを押し付けて、その度にできないことを厳しく怒ったり、やる気をそぐようなことばかりしてきた故の、今の「家事嫌い」なのかとも反省しています。
また、「あなたは大きくなったら、きっと良いお母さんになるわ」と、ことあるごとに私を褒めてくれた母の言葉を思い出し、涙が出ました。
遺影に手を合わせて、お経も唱えて、それでいて親子喧嘩が絶えないというのもおかしな話です(苦笑)
そんな私もかつては反抗児でした。病床に伏していたお母さんにどれだけつらい言葉を浴びせたか、本当にごめんなさいです。
そして今や、娘が反抗期。「諸行無常は全自動自浄作用」を信じて、まずは自分が変わろうと思います。
私が反抗期の渦中にいるときは「ありがとう」でさえ、素直に言えませんでしたが空っぽのお弁当と「おいしかった、ありがとう」や、上履きを届けに自転車を走らせたときは「わっ!!どうもありがとう」を言える子であることに感謝です。
丹下さま、ありがとうございました!合掌