我慢の限度が分かりません。
お世話になっております。
我慢癖との付き合い方についてご相談があります。
自分を抑えて我慢する事は(仮に当人に苦痛を伴っている自覚が少ないとしても)良くないものでしょうか。
私は何かにつけて「事を荒立てるくらいなら自分が我慢した方が良い、それで済めば後々厄介になるよりマシだ」という感覚が強いです。幼い頃にいじめを受けた際、自分の反応次第で周りの挑発がかえって増すのを経験して以来このような考えになり、対人関係においては未だにそれが顕著です。
たとえ相手が理不尽な場合でも、自分がそれに耐える事さえ覚えれば、いちいち反応するより労力も不要できっと楽だ、もはや対抗する方が馬鹿らしいという感覚です。そのため、他者の言動で自分が不利になったとしても、基本的に相手には歯向かいません。「この程度の言動しかできない人と同じ土俵で争う方も惨めだ」と、どこか勝手に自分の中で折り合いを付けてしまいます。我慢が半分、諦めも半分といった具合です。当然ながら自己肯定感も決して高い方ではありません。
一方、このような我慢癖は、相手にはっきり自分の意思を伝え、お互い分かり合おうとする事から目を背けているだけではないのか、我慢が積み重なればいつかは自分で自分をダメにすると指摘された事があります。正直たしかにそうかもしれないと思いましたが、私の場合は一時的であれ「相手と争う」事の方がよっぽどストレスが溜まり精神的にも参ります。
自分も対人関係における愚痴を聞く機会はありますが、そこで「そもそも相手と自分は考え方や価値観の根本が違う以上、言い争うだけ疲れるし無駄、自分はたとえ腹が立っても『相手はそういう考えの人だから仕方ない』と割り切る」と伝えると、大抵「その感覚の方が分からない、なんでこちらばかり我慢しないといけないのか」と返される始末です。
他者との衝突を避けるために自分を抑える事は、単純に他者と理解し合う事から逃げているだけに等しいですか。「我慢=逃げ、保身」であるならば、自覚が少なくとも我慢癖は改善すべきものですか。
一概に「我慢=美徳」でない事は十分承知です。また、我慢する事自体にストレスが伴わないとも決して言えません。ただ、私は感情を荒げたり相手と争ったりする方が慣れておらず、むしろストレスを感じてしまいます。
このような我慢癖とはどのように向き合っていけば良いのでしょうか。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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臨機応変にというのが処世術だし、生きやすさに繋がる
別にいいと思いますよ。良い悪いではないから、臨機応変にというのが処世術だし、生きやすさに繋がるのでしょう。
我慢と言えば我慢ですが、相手をしない方が賢明だと思えば、それは受け流していることになります◎ 見方を変えたり割り切りも、気持ちの切り替えには、有効です◎
私も常にそうしていますが、メンタルの強い人は、周りに振り回されませんし、引きずらず決めたことは最後までやり遂げます。我慢しているという自覚より、もうスイッチが切り替わっている感じです。
もちろん、我慢して自分の心を追い込むことになったり、相手にわかってもらいたいと思えば、伝える必要がありますよね。それは、相手がどうこうではなく、自分を守るために必要だからね。でも、別にどうでもいい相手なら、放っておけばいいのです。割り切りとはアッサリしたものです。
我慢癖と捉えていくか、処世術だと納得していくか。結局は、使い分けですよ。
あなたの考えは、大事な視点だと思いますよ。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
お礼が遅れてしまい申し訳ありません。
未だに「割り切りを口実に本当は逃げているだけなのか」と混乱する事は多々ですが、ご指摘いただいた「臨機応変」の部分を意識するよう努めています。
諦める意味でなく切り替えるという意味での割り切りを心がけたいと思います。
丁寧なご回答ありがとうございました。



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