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自分の身の振り方で悩んでいます

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有り難し有り難し 26

こちらで過去に相談をした事のある私の兄弟がその後自死しました。
スマホの履歴からこちらへの相談履歴を確認、貰っていた回答は至極真っ当でその通りに生きて欲しかったと思います。

今回は私自身が兄弟の突然の自死を受け、事務手続きや片付けなどやるべき事はなんとか進めているものの一難去ってはまた一難の通りに後から後から自死した弟がらみで主に人間関係の精算が終わらず次々に問題が噴出し、私自身もおかしくなりそうでどうしたら良いのか、客観的なご意見を頂ければと思い質問します次第です。

本来であれば、家族が自死したとはいえ事務手続きや片付けが一通り終われば、あとはゆっくり故人を偲んで遺族は生きていけると思います、が私の弟の場合は周りにいる人間があまりにもひどく、ろくでなしばかりで正義漢に燃えアンフェアな事が許せない私の性分として、弟の周囲にいる人間がひたすら許せないのです。

まず、1人は弟の自称親友で、火葬の直後に弟の愛用の鞄から現金を盗みました。理由は、弟がその人の家へ数日宿泊した際にかかった光熱費や食費を取り返したかったから、だそうです。

ちなみに弟の周囲の人間は皆弟より私よりも年上です。私は、年上であれば年下にはたくさんご飯を食べさせてあげるのは当たり前だと思っているのでたかだか数日の食費や光熱費で火葬の直後に故人の現金を盗む人の思考がわかりません。そもそも、弟はその人に車を何台も無料であげてるのです。

もう1人はいかにも田舎のクズヤンキーといった、常に負のオーラ全開で発言や雰囲気がおかしな人は最期、弟が鬱が進行しほとんどものを食べられなくなっていたにもかかわらず、弟の亡くなる同日に重労働を斡旋したそうです。他にも、数々の否定的な言動で弟を苦しめ追い詰めてくれたようです。

3番目は自称彼女。付き合ったのはトータル半年足らずですが、献身的なようで自死へ向かう弟の話は一切聞かず、ひたすら彼女自身の夢や意見を押しつけて弟を追い込みました。また、弟の家から大量に荷物を盗難してる事も発覚。

弟が報われないと考え私としてはなんとかしてやりたい気持ちですが、自分もおかしな人たちに飲み込まれそうです。
このまま私は復讐すべきか、それとも自分だけの人生を歩むべきか悩んでおります…。

2022年11月21日 18:01

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

彼らが、弟さんの死と向き合ってくださることを、念じております

そうなことがあったのですね…

弟さんが、ハスノハを頼って、繋がっていたにも関わらず、残念でなりません。
謹んで哀悼の意を表します。   

自死を決められたことには、理由があり、その決断を大切に尊重したいと思いますし、静かに手を合わせたいと思いますが。

あなたのお話を聞いていますと、身近な周りにも頼りや支えがあったにも関わらず、反対に追い込まれたり、傷つけられていたのではないかと、そのような事実もあるのですね。
だから、悔しくて憎くて堪らないのですね。

最期の別れに、ご遺族や知友の方々に接していますと、故人さまの遺徳を偲び お話をなさっている光景を目にしたり、私もお聞かせいただくのです。
あなたは、そんな時間も持つことができず、死してなお 弟さんを傷つける知友の態度に怒りを覚えるのですよね。同じ苦しみを味わわせたいですよね。

弟さんに、今からでもしてあげられることをして、守ってあげたいのですよね。

生前のやり取りを証明していくのは難しいですし、証明しても それが自死に向かわせる要因であると認めさせるのも大変困難であろうと思いますが。

せめて、弟さんを失った遺族の想いを綴ってみませんか。それを読んでもらい、心から手を合わせいただきたいものですよね。

このまま憎しんでいたら、あなたも苦しくて仕方がないと思います。その無念さは仏様が引き受けてくださいますから、どうぞ手を合わせたときに、打ち明けていきましょう。

彼らは、今はいつも通りに過ごしていても、いつか罪の意識に悩む時がきます。ハスノハには、反対の立場の人たちの懺悔の相談もたくさんあるのです。

そんな時、自死を選ぶしかなかった人が、どれほどの苦悩を抱えて生きておられたのかを、私なりにお伝えしなかがら、しっかりと 命と死に向き合うよう、亡き人の想いや声を届けています。

彼らにも、時間をかけながら、弟さんの死と向き合ってくださることを念じております。

あなたが苦しい日も、涙したい日も、悔しい日も、こうしてまた話をしましょう。
あなたの想いのままに。弟さんの話も、聞かせてくださいね。

どうか、ひとりで抱え込まないで。

私もこちらから、弟さんを想い、大切に手を合わせます。

合掌

2022年11月22日 17:20
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