家族関係
いつも私の迷いに答え合わせをありがとうございます。
どれだけ救われているかわかりません。感謝の気持ちでいっぱいです。
今年は親族の死を経験するかつてない年となりました。
親戚づきあいが希薄で、自分の祖父母、いとこ、すべて交流がありませんでした。父とも子供のころに離れて暮らしていたので今回亡くなったと聞かされても実感がありません。
まだ泣いてもいません。泣けません。
弟の死はもう涙が枯れるまで、そして今でも泣きますし、思い出すし、後悔もあります。
私は父と私の関係性の人生の勉強をせずにいます。
こういうことは来世に持ち越すのでしょうか。
父に対してはなんの未練もありません。おそらく父もそうでしょう。
こういう希薄な親子関係というものは、今生での私の人生には必要なかったのかと考えています。
どのように考えればいいのかご教示いただければ嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
心の「父」「母」「家族」がいてくださいますように。
それも自然な反応なのではないでしょうか。「親子」といっても、過ごした時間や交わした関わり、そういった総合的な環境の中で互いに関係性を深めていくものです。血縁というもので繋がってはいても、触れてきた時間がなければ、心は動かないものでしょう。
いろんな関係性が存在し、そこに正解も 優秀もないのです。あなたが考えたくなるときは、人生の問いにしていかれたらいいと思いますし、必要性を感じず未練もないと思うのであれば、今は「親子」を考えなくてもいいのかもしれません。
ふと考えたり、思い出すときは、その時の感情をそのままに受け止めていかれたらいいのだろうし、そんな親子の形があっていいのではないでしょうか。
私の前を歩き、人生のお手本になってくれる人、導いてくれる人、尊敬する人を「父」だと思いたいのなら、そんな存在の人を父と慕っていってもいいと思います。血縁に拘らず、あなたが迷った時、辛い時に、心の「父」「母」「家族」がいてくださいますように。そんな関係もまた素晴らしいものです。
質問者からのお礼
いつも優しく私の考えを受け入れてくださり感謝です。これからも頼ってしまうかもしれません。本当にありがとうございます。